塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

パルセイロ、アンダー15をドイツに派遣

2017-03-27 01:42:49 | 日記
 今パルセイロのアンダー15の選手たちがドイツ遠征を行っています。

 過去、パルセイロは同様の試みを行ったことがありますが、このように10代で海外遠征にでかけられることも、プロ化の恩恵でしょうね。

 例えば僕が熱を上げた卓球は、当時の東アジアでは韓国と中国、欧州ではスウエーデンが非常に強く、ドイツのブンデスリーガには多くの有名選手が集っていました。

 でも卓球に限らず、どの競技でも

 本場を目指すために努力する
 教師や親御さんが海外遠征を企画する

 なんて考えませんでしたよ。

 それは荒唐無稽であり、何よりスポーツは健康には良いかもしれませんが

 「スポーツが地域社会貢献の手段になる」
 「スポーツが生活を豊かにし、自尊心を満たす要因になる」

 と説く方もいませんでしたから。

 しかし、Jリーグ以降は本場に出向く、交流を深める、そして地域社会と弱者、そして自分を照らし合わせる大きな要因としてスポーツの奥深さが理解されつつあります。

 そうでなければアンプティ・サッカーやブラインド・サッカーへの理解は深まりませんし、代表支援には程遠くなります。

 41歳の今でもパスポートを請求したことが無い僕が、今海外に出向いたらどんな事を感じるでしょうか?

 10代の瑞々しい感性が、何かの起爆剤として海外から日本を見ることができたなら、それは凄く有意義でしょうし、親御さんもお子さんの変わりように驚くと感じます。
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プロができて進化した環境の変化

2017-03-27 01:25:41 | 日記
 僕は高校時代卓球部員でしたが、長野市や更に北の須坂、小布施、そして松本まで出かけて試合をするなど、両親に随分とお金を工面してもらいました。

 ラケットやラバー代、そして学生定期の費用も考えれば、月の小遣い5000円で賄うほかなく、部活の後は腹をすかしていたものです。

 当時満腹にするためには

 1・350ミリのミルク・コーヒーを飲む
 2・コーラの炭酸で一時的に空腹をしのぐ

 というもので、帰宅して夕飯にありつくまではこれで我慢していたものです。

 サッカー部の多くは、近くの個人商店でカップ・ラーメンを買ってすすっていましたが、プロ化以降はこうした状況も随分変わったのではいか、と感じます。

 それは明治のザバスに味の素のアミノ・バイタル、森永のウイダー・イン・ゼリーのように

 運動後の食事はどうあるべきか
 どのタイミングで給水し、呼吸を整えるのか

 を、学生でも考える習慣の動機付けが食事から可能です。

 またナイキを筆頭にドライT・シャツの開発が進み、コットンの汗だく素材から解放されたことも大きいと言えます。

 本当にプロになりたい、それはサッカーだけでなく野球、バレー、バスケットなど他競技も含めて

 1・カップ・ラーメンでは栄養が行き届かない
 2・ミネラル、ビタミン、糖質など栄養をを常に考える

 という、僕の学生時代には想像できない、情報網で理解が進みます。

 僕も当時を振り返り、もっと食事を工夫できなかったものかと思いますし、それだけ牧歌的だったというわけですが。
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他人を承認するという一番簡単な行為

2017-03-26 01:26:45 | 日記
 昨日、大学生くらいでしょうか、恋人同士がお揃いでニューバランスを履いていました。

 単純にニューバランスを履いている、だけなら「ああ、そうか」と思うだけですが、どうやら品番まで同じようで、これにはさすがに驚きましたね。

 ニューバランスは単独で単行本が出版されるくらいの人気銘柄ですし、サッカーでもぐんぐんと勢力を拡大しています。

 今季からFC岐阜がニューバランスと契約しましたが、来季以降も契約クラブは増えるように思います。

 僕が今回伝えたいのは、実はニューバランスではなく、このようなペアリングやペアルックについてです。

 「ペアルックは古いよ」
 「お揃いの服を着るのは恥ずかしいよね」

 という声もあると思います。

 一方でお互いが同じ服装をすることは、一番身近にいる人間が自分を承認している、という点で大きな安心感が生まれます。

 スタジアムもそうですよね。

 皆がタオルマフラーやジャージでお揃いの恰好をすることは

 「僕らは同じ目的でここにいる」
 「今日も選手を後押しします」

 という、お互いの意思表示を確認する、大きな要因です。

 ですからビジター・クラブのファン、サッカー観戦という目的は同じでも、声援という別のベクトルが近くにいると、拒否反応を示すという形になり、それは南米と欧州で顕著な光景です。

 僕は41歳の今に至るまで、ペアルックをしたことはありません。

 僕には3歳下の弟がいまして、幼少時は同じデザインの服を着たかもしれませんが、これはペアルックではないですね。

 恋人がいる方は、今ペアリングが面白い試みかもしれませんよ。
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日本代表、選手の離脱が相次ぐ

2017-03-26 01:07:43 | 日記
 過去に内田篤人が

 「長谷部さんを助けたい」

 と語ったことがありました。

 中田英寿も現役時代を振り返る際に

 「1997年のアジア最終予選はカズさんにゴンちゃん、そして井原さんと中心軸がいて俺は自由にやらせてもらった」
 「2002年の時はそうはいかなかったからね」

 と、目上の人間がどれだけ気配りとしていたかを綴っています。

 真摯な人柄で代表とクラブ、マスメディアに接してきたキャプテンが抱えるストレスを、ウッチーは彼なりに感じ取り、その責任を共にわかちあおうと考えたのでしょうね。

 ただ、彼自身が怪我、手術ということでシャルケ、代表のいずれからも実戦から遠ざかる形になったことは残念でした。

 しかし、彼の心意気はキャプテン長谷部も嬉しかったに違いありません。

 そして、長谷部の背番号17を纏い、UAE戦で大活躍の今野が怪我で離脱し、タイ戦を戦えないことは物凄く皮肉であはります。

 一方でこの主力離脱というマイナスを

 1・遠藤、小林という追加選手の登録
 2.現在の招集選手たちで乗り越える

 事で、代表はより前への推進力を入手できると思います。

 B組はサウジアラビアと日本、オーストラリアの3か国で2位までを争う形になりつつありますが、やはり敵地リヤドでのサウジアラビア戦が肝心と言えそうです。

 サウジの乾燥した気候に加え、個人技に秀でたサッカーは要注意ですし、何より今回のようにけが人続出の場合の危機管理が求められます。
 
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国を超えて環境を変える大切さ

2017-03-25 01:26:25 | 日記
 2000年代中頃、オマーンやバーレーン代表が日本代表を苦しめ始めた時、ミラン・マチャラは以下の点を指摘しました

 「彼らがプロとしてカタールやUAEで戦うことは当然意義がある」
 「しかし、招集してもクラブの意向で選手が集まらなくなったことも事実だよ」
 「以前は皆が国内にいた。だから視察も簡単だった」
 
 つまり1990年にワールドカップに出場したUAEは、中東では恵まれた環境にあり、その環境にバーレーンやオマーンの選手たちが挑戦した、というわけです。

 ならばオマルにモハメドなど、UAEの選手たちが日本、韓国でプレイすれば、UAEも変わるでしょうか。

 オマルからすれば

 1・慣れ親しんだホームが会場である
 2・アジアMVPであり、自分が違いを作る必要があった

 という気負いがあったかもしれません。

 日本代表は現在、7割近くが欧州でプレイしていますが、時には日本では考えられないくらいの批判、殺伐とした空気の中で戦っています。

 逆に言えば

 「確かに中東の観戦風景は独特だ」
 「でも、これくらいの事で怯むことは無いさ」

 という、ある種の達観があったように感じます。

 以前にもお話しましたが、ロンドン五輪出場をかけた戦いのさなか、僕はシリア代表FWアルスーマを見て、ああ、こんなに優れた選手がいるのだなと感心しました。

 そして彼が当時プレイしてクエートではなく、日本を含む別のリーグからオファーがあればもっと注目されるのではないか、と感じたのです。

 もしオマルが日本でプレイすれば、それは興味深い出来事ではないでしょうか。
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