さすらうキャベツの見聞記

Dear my friends, I'm fine. How are you today?

宝のありか 1) Job 28:1-12

2017-03-19 07:45:44 | Sunday 写真&みことば

 その昔、まだパピルスもなく羊皮紙もなく、石に文字を書き記していた、という、
はるか昔、ヨブ(Job)という、神を敬っている人が、苦しみの最中、こんなことを言った。



(「もののけ」では女性が活躍していたが、その昔、たたら場に女性は入れなかった)


まことに、銀には鉱山があり、       There is a mine for silver
金には精練するところがある。    and a place where gold is refined.


鉄は土から取られ、        Iron is taken from the earth,
銅は石を溶かして取る。      and copper is smelted from ore.



人はやみを目当てとし、       Mortals put an end to the darkness;
その隅々にまで行って、       they search out the farthest recesses
暗やみと暗黒の石を捜し出す。  for ore in the blackest darkness.


彼は、人里離れた所に、縦坑(たてこう)を掘り込み、
行(ゆ)きかう人に忘れられ、
人から離れてそこにぶら下がり、揺れ動く。

Far from human dwellings they cut a shaft,
in places untouched by human feet;
far from other people they dangle and sway.




地そのものは、そこから食物を出すが、    The earth, from which food comes,
その下は火のように沸(わ)き返っている。   is transformed below as by fire;


その石はサファイヤの出るもと、     lapis lazuli comes from its rocks,
そのちりには金(きん)がある。     and its dust contains nuggets of gold.


その通り道は猛禽(もうきん)も知らず、  No bird of prey knows that hidden path,
はやぶさの目もこれをねらったことがない。  no falcon’s eye has seen it.


誇り高い獣(けもの)もこれを踏まず、   Proud beasts do not set foot on it,
たける獅子(しし)もここを通ったことがない。   and no lion prowls there.


彼は堅(かた)い岩に手を加え、     People assault the flinty rock with their hands
山々をその基(もとい)からくつがえす。    and lay bare the roots of the mountains.

(↑この言葉を現実に目にするには、私たちは、恐らく19世紀の、
ノーベルが発明した
ダイナマイトを待たなければならなかった。
それは当初、硬い岩盤のトンネル工事などに使用されていた…)



                  


彼は岩に坑道(こうどう)を切り開き、    They tunnel through the rock;
その目はすべての宝を見る。          their eyes see all its treasures.




彼は川をせきとめ、したたることもないようにし、  They search the sources of the rivers
隠されている物を明るみに持ち出す。    and bring hidden things to light.




しかし、知恵はどこから見つけ出されるのか。・・・

But where can wisdom be found?




(旧約聖書・ヨブ記 28:1-12)


(続き)

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