安倍晋三の国葬には反対だ

岸田文雄は秋に安倍晋三に対して国葬を行うことを決めた。それに対して賛否が喧しい。賛成の声より反対の声が大きく聞こえるのはいつものことだ。賛成派は大きな声を上げる必要がないのと反対派の左翼は声が大きいからだ。

それでは私はどう考えているかといえば明確に反対だ。私は左翼ではないし、彼らの反対する理由とは違う。左翼の反対する理由は税金の無駄遣いとか民主主義に国葬は相応しくないとか内心の自由を侵害するなんてものもあった。

私が国葬に反対の理由安倍晋三に功績がないというのが大きい。外交、安全保障、経済その他何一つ功績がない。憲政史上最長の内閣総理大臣なのにその治世には驚くほど見るものがないのだ。

外交は米国には従属。中国には朝貢。ロシアには3000億円献上。韓国にも謝罪と賠償だ。韓国には歴史問題でこれ以上謝罪しないと打ち出したことは評価できるかもしれないが。そのため安倍晋三が暗殺されると韓国では拍手喝采だ。中国でもそうだ。中国には大して強気に出たわけでもないというのに。

つまり国益を追求しようとしない謝罪外交だったのだ。国際社会からその死を悼まれているが、それは国益を守るために各国とやり合わなかったことの裏返しだ。都合の良い政治家だったから外国に評価されるのだ。

経済は第二次安倍晋三内閣の一年目を除いて緊縮財政だった。財務省に媚びて政権維持を優先したのだ。消費税増税と歳出削減で経済が良くなるはずはなく事実経済は沈んだ。国民が何人失業し、何人自殺に追い込まれたことか。安倍晋三を暗殺した犯人も「無敵の人」にならなければ凶行に及ぶことはなかっただろう。

そして統一教会との繋がりだ。日本人を食い物にするカルト宗教統一教会と懇意の関係にあり、祝電を何度も送っていた。統一教会を公安の監視対象から外したり、「世界平和家庭連合」への名称変更を認めるなど便宜を図っていたのだ。暗殺した犯人は安倍晋三を狙った理由を統一教会と関係が深かったからと述べている。カルト宗教統一教会を取り締まっていれば暗殺されずに済んだのだ。

国民を食い物にする韓国発祥のカルト宗教統一教会と懇意の内閣総理大臣を国葬だと？冗談ではない。安倍晋三には「統一教会葬」が相応しい。

それに何より日本では国民がいくら功績を上げようとも国葬にすべきとは思わない。国葬は天皇陛下が崩御された際のみに行うべきである。天皇を譲位された上皇陛下が薨去された場合も国葬で良いだろう。元（前）天皇なので天皇崩御に準じた扱いをして良いはずだからだ。

日本において特別なのは天皇陛下だ。国葬も相応しいのは天皇陛下だけである。戦後は吉田茂も国葬されたがこれは例外で本来するべきではなかった。国葬は天皇陛下が崩御された際のみで良い。

国葬は天皇陛下が崩御された際のみに行うべきである。

この言論が広まれば保守派も安倍晋三に対して国葬を行うことを賛成できなくなるはずだ。安倍晋三の方を天皇陛下より優先する逆賊の安倍晋三真理教信者だけであろう。統一教会は教祖の文鮮明が天皇陛下より偉いという教義だから尚更許せないのである。そんな統一教会と懇意だった安倍晋三が国葬に相応しいはずがない。

そのうちマスコミが世論調査を取るだろう。賛成が多いかもしれない。暗殺された悲劇の元内閣総理大臣といえないこともないからだ。しかし国葬は天皇陛下が崩御された際のみに行うべきである。だから安倍晋三は国葬にすべきではないのだ。