無名会から無明人へ

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はてしない物語

2020-11-05 23:04:20 | 日記

2020年11月5日
今年コロナ感染が広まりだして家にゐることが多くなって
本でも読むか・・になりました。
でも韓流ドラマの誘惑は時間つぶしにはもってこいでしたので
韓流ドラマを優先してやはり易きに流れる習性は
どうしようもない・・・。


読書はもっぱら眠る前の数分になってしまいました。
昔、子供に買って「読むといいよ」って言いながら
自分は読んでなかった本がありまして気になっていたので
この際一応読んでおきましょうという事で取り上げたのが
ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」
(1984年第11刷発行定価2,800円)


眠る前の本としてはぴったりでした。
まるで夢の中の出来事のように幻想の世界に
引っ張り込んでくれます。

10分位読んでこれは夢みたいだから自分は実際に寝て本当の
夢を見ようと
読むのを切り上げて眠りにつくといった按配。
だって眠りは大切ですものね。

登場してくる生き物(人ではなく石とか実体のない妖怪やら精霊やらみたいな物を人間化してしゃべらせたりしているのだが
そのキャラクターが
イキイキしていて楽しめました。
例えばオズの魔法使いに出て来る者たちみたい!。
自分を取り巻く世界に不安や恐れや期待、望みなど
モヤモヤというかウズウズした感じがそういえば
自分の幼い時にあったのだったと思いださせる内容でした。
少年が本の中に入り込んで冒険をして成長していく…。
いい本だと思いました。
呪文の言葉キャラクターや土地の名前など作者(エンデ)が
書いたとおりに翻訳者が訳してるのかしらとも思いました。
それらがとんでもなく長い時にはどんだけお付き合いして
カタカナを
読まなければならないわけ?・・苦行だわ
音読で読めば舌が悲鳴を上げそうな字ズラ!
実際、読者の私はめんどくさがりですので、大体の字の
並びの感じで
こいつ、あいつで読み進みました。
翻訳者もかなり困っただろうなぁと同情しました。
読み終わるのにひと月以上ぐらいかかりましたかねぇ。

                    

次なる寝る前読書は同じ作者の「モモ」1984年第19刷発行定価1,600円
こっちの方が先に出版(1976年)されてます。
昔これを先に買って子供に与えたと思います。
今頃読む親なんです・・・。35年も経って読むとは-(´∀`;

よみやすかったです。
ストリーは、時間に追われ人間本来の生き方を忘れた現代人の
盗まれた時間を不思議な女の子が取り戻すというもの。(本の案内から)
1970年代に書かれた内容はまだ通用するというか・・・。
人が行動を制限されてるこのコロナ禍時代に、ういたというか
余った時間をどのように使うかを考える中で、
このモモは50年も前に時間についてヒントを提起している。

考えようによっては、コロナウィルスは不思議な女の子・モモの役割を果たしてるのかも知れない。
ロナウィルスのせいで人々は出掛けられなくなって
余った時間で人の在り方とか
付き合い方とか時間の使い方について考えるようになったといえるし。

寝る前の本の話でした。


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