今年の1月14日(日)に行った、愛知県犬山市の博物館明治村。午後からだと全部は見きれませんでした。4丁目の途中までであり、5丁目には行けませんでした。
4丁目の最初は、歩兵第六聯隊庁舎です。
1873年(明治6年)に建築されたそうです。明治政府は、近代的な軍隊を組織し、名古屋に歩兵第六聯隊を置いたそうです。兵隊さん達のベッドです。奥に鉄砲が置かれています。
下は日本赤十字社中央病院棟です。元は渋谷区広尾にあったそうです。
1890年(明治23年)に建築されました。
病院の正面には、桐、竹、鳳凰が浮彫になった額が有ります。
こちらが病室です。
当時の手術道具も展示されていました。
蒸気機関車が有りました。
尾西鉄道が開業するに当たり、アメリカのブルックス社から輸入した蒸気機関車だそうです。1897年(明治30年)のことだそうです。
私の好きな橋梁も展示されています。六郷川鉄橋です。トップの写真です。
ポニートラス形式の橋梁です。英国の土木技師ボイルが設計したものをリバプールのハミルトン・ウィンザー・アイアンワークス社が製作し、輸入されたものだそうです。1875年(明治8年)に東海道線の多摩川に架けられました。橋の全長は500mで、このようなポニートラスが六連使われていたそうです。
1912年(明治45年)には、東海道線を複々線化するため、外され、単線用に改造され、1917年(大正4年)に御殿場線の酒匂川の橋梁に転用されたそうです。そして、1965年(昭和40年)に酒匂川でも使命を終えたそうです。トラス形式は部材と部材の間に回転できるヒンジがあるとして、解析します。でも、本当にヒンジを挿入することはあまりないと思いますが、この橋梁はヒンジが入っています。
鉄道寮新橋工場は、機械館になっています。ゐのくち式渦巻ポンブが有りました。揚水ポンプとして、1912年(明治45年)に製造されたものだそうです。千葉県桁沼揚水機場で1985年前後まで使用されていたものだそうです。
まだまだ見たかったものも有ります。次の機会に見てみたいと思います。博物館明治村は、私にとってはとても楽しい博物館でした。