しなしなの記録

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廃止された信越本線は、横川駅から「アプトの道」という遊歩道になっています ②めがね橋まで

2014-09-21 08:06:52 | Weblog

 旧丸山変電所を見て、再び「アプトの道」を歩きました。

 

 峠の湯の所で、信越本線からは外れた部分を進みます。
 峠の湯は、昨年7月31日に発生した火災により、現在、休止しています。

 

 

 再建の入札告示が9月9日になされたそうです。10月22日に開札で再建が始まります。

 鉄道が分岐された部分に来ました。

 

 右が新線(複線)で、左が旧線です。道は、この後旧線を辿ります。ポイントの部分は下の写真です。

 

 北原白秋の歌碑が有りました。

 

 うすいねの
   南おもてと
     なりにけり
 くだりつゝ思ふ
    春のふかきを

 「碓井の春」という題だそうです。元々は横川駅近くの国道18号にあったそうですが、平成13年鉄道文化むらの建設により、ここに移設されたそうです。

 やがて1号トンネルが見えてきました。

 

 旧丸山変電所と同じく、レンガでできたトンネルです。

 

 この部分は、作業員の避難場所でしょうか?


 
 私は、トンネル工学も鉄道工学も勉強しましたが、この部分は習った記憶がありません(忘れただけかな?)。

 2号トンネルを過ぎると碓氷湖が広がります。

 

 

 碓氷湖は、坂本ダムによって造られた人造湖です。

 3号トンネル、4号トンネルと旧信越本線のトンネルを進みます。3号トンネルの向こうに4号トンネルが見えます。

 

 

 5号トンネルも進みます。

 

 5号トンネルを貫けると、目の前にめがね橋が有りました。

 

 ここでは、橋の下に降りていく道が整備されています。降りて行きました。

 

 私は、思わず、「スッゲェー。」と声を発してしまいました。

 

 

 レンガ造のアーチ橋です。明治26年までに造られたそうです。正式な名称は、碓氷第三橋梁です。200万個以上のレンガが使われているそうです。群馬県には、富岡製糸場もそうですが、レンガ造が多いです。建築材料として、レンガが選ばれ、供給できる体制ができていたからでしょう。

 解説板が設置されています。

 

 でも、どうやってあのレンガを積んだのでしょう。たぶん、足場により柱を積み、途中から、下写真のの石が入った部分を支点として支え、アーチ部分を積んだと考えました。

 

 私は、橋梁技術者として仕事をしていたことも有り、このめがね橋は見たいと思っていました。やっと、念願が叶いました。
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