交差点の信号機は公安委員会が設置します。しかし、交差点以外のところにある信号機の中には、委任信号機となっているものがあります。下の福住バスターミナルにもあります。
その証拠がトップの写真の委任信号機であることを示す標識です。
受任者はいすず自動車株式会社となっています。バスターミナルの持ち主がいすず自動車㈱だからのでしょう。受任理由は、「福住バスターミナル前の乗合バス出入りに伴う交通混雑緩和」となっています。
私が毎日利用する、宮の沢バスターミナルにも委任信号機があります。
こちらの受任者は札幌市長です。理由には歩行者の安全確保も書かれています。
私の家の近所の八紘学園内の道路が北野通と交差する所にも委任信号機があります。
こちらも受任者は札幌市長で、理由は歩行者の安全確保です。第60-7号で、開始されたのは昭和60年12月5日です。トップの写真は第6-7号で平成6年10月13日です。一年に7ヶ所ぐらいこうした委任信号機は設置されるようです。
私が高架橋の工事を担当していたとき、安全な工事施工のためには信号機による交通処理が欠かせなくなり、所轄署に相談し、北海道警察本部にも説明に行き、工事期間中だけ委任信号機を認めていただいたことがありました。仮設です。たいへん助かりました。高架橋が完成した際には、公安委員会の信号が新たに設置されました。
また信号機はレンタルですか?
費用については、規模にもよること、もう25年くらい前の話ですので、詳しくは語れません。
一方通行の道路2本と交差する1本の道路でしたので、かなり規模が大きく、かなりの金額(数百万)だったと思います。