今日は8月6日。
広島原爆忌です。
それに合わせて、今回は「死んだ女の子」という歌を紹介しようと思います。
もとは、トルコの詩人ナジム・̞̞ヒクメットが広島の原爆を題材にして書いた詩。
その日本語訳に曲をつけたのが「死んだ女の子」で、高石ともやさんなんかも歌っていました。
また、比較的新しいところでは元ちとせさんも歌っています。
元ちとせさんといえば、以前、中川五郎「腰まで泥まみれ」のカバーを紹介しましたが、あれと同じアルバム『平和元年』に収録されています。
そのばバージョンを、BEBEさんという方がカバーした動画をリンクさせておきましょう。
元ちとせ「死んだ女の子」Cover by BEBE
日本語バージョンだけでもいくつかるあるようですが、世界各国で翻訳され、歌われているそうです。
たとえば、このブログで何度か登場したバーズが歌った英語詞バージョン。
The Byrds - I Come And Stand At Every Door (Audio)
被爆国日本との違いということなのか、原爆の悲惨さというよりもむしろ平和への祈りをメインに据えているように私には聴こえました。ただ、その根底にあるメッセージは変わらないでしょう。
その最後の部分の歌詞を、拙訳で引用しておきます。
私は 果物もお米もいらない
お菓子も パンだっていらない
私は自分のためにはなにも望まない
だって私は死んでしまったから
私が望むのはただ
平和な世界のために いまあなたたちが立ち上がること
世界中の子どもたちが
生きて、大きくなって、笑い、遊べるように