手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

「好文 豈威武無しと謂わんや」  徳川斉昭

2010-03-22 20:04:03 | 随想

 「好文」というのは、梅の異称なのです。「梅は「好文」と言われるが、凛々しさや、勇ましさが無いというのか。そうではなすい。雪の中で、他の花に先駆けて咲く、なんと凛々しいことではないか」と梅を讃えているのです。水戸烈公とも言われた方ですが、特に梅を愛され、多くの梅を植えていられ、現在も水戸の名物になっています。

 新島襄も「寒梅」という詩を作っていますが、争うことも、求めることも無く天下の魁となっている梅に心を寄せていられます。

 また中国の詩人方岳は「梅は雪があってこそ、梅の真価があるし、そんな梅を見て詩情を起こさないような人は俗人としている」

 北海道はでも梅は植えられているけれど、咲くのが桜とほとんど重なるので、梅の花はあまり取り立てられない。我が家にも一本ありますが、花を楽しむのではなく、梅干のためのもので、花を楽しむことにはなっていない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「氷心一片玉壷にありと」 ... | トップ | 「雪に耐えて梅花麗しく/霜を... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

随想」カテゴリの最新記事