タイトルはいわゆる「インシデント」それは事故が発生する前のヤバイ状態、
何故ヤバイのか? それは解っている!
航空機事故が慢性的な航空管制官の不足
と
航空管制システムの近代化
と
それの見直し
北米の空港で相次ぐ異常事態、直前の着陸取りやめ間一髪で衝突回避
Mary Schlangenstein-
1日に少なくとも2件発生、1月のヘリ衝突やカナダでの横転に続く
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人員不足にもかかわらずFAAは数百人解雇-DOGEが近代化支援
米首都ワシントンに近いロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港で、25日朝に着陸しようとしていたアメリカン航空グループの航空機は、同じ滑走路から離陸しかけていた別の航空機との衝突を避けるため、急きょ着陸を取りやめた。米国で数週間前から航空機を巡る異常事態が相次いでいる。
米連邦航空局(FAA)の発表によれば、アメリカン機は管制塔から「ゴーアラウンド(着陸復行)」の命令を受け、着陸をやり直した。ゴーアラウンドは他の航空機と十分な間隔を取るための行動で、操縦士か管制塔が指示を出すことができる。
このインシデントからわずか2時間足らずを経たシカゴのミッドウェー国際空港では、サウスウエスト航空の航空機が着陸寸前の滑走路を小型のビジネスジェット機が横断。サウスウエスト機がとっさに高度を上げ、間一髪で衝突は避けられた。
北米では航空機のインシデントが相次いでいる。1月29日にはレーガン空港近くで米軍ヘリコプターとアメリカン航空傘下地域航空会社の旅客機が空中で衝突し、67人が死亡した。今月17日にはカナダのトロントでデルタ航空機が着陸に失敗、滑走路で翼を失い横転したが乗員乗客は全員無事だった。このほかにもプライベートジェットの事故が複数起きている。
米国では慢性的な管制官不足と空の便の混雑激化が懸念されている。トランプ政権は今月、FAAの職員数百人を解雇。米運輸省は航空管制システムの近代化を目指し、資産家イーロン・マスク氏と同氏の政府効率化省(DOGE)に支援を求めている。航空管制の近代化は長年の懸案となっており、大規模な見直しが求められる。
サウスウエスト航空の場合はプライベートジェットのクルーが管制官の指示を聞き逃していたと、米国家運輸安全委員会(NTSB)のホメンディ委員長は26日、FOXニュースとのインタビューで述べた。滑走路に着く前に停止するよう管制官は指示していたという。NTSBの調査が完了していないためまだ結論は出せないと、同委員長は述べた。
原題:Aborted Airport Landing Adds to Series of Flight Incidents (1)(抜粋)
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