紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本茜の新芽とムラサキの共存

2015-06-11 20:06:40 | 茜の栽培
 
 茜とムラサキの共存

 5月中旬に茜掘りをした。根を切り乾燥するのだが、新芽の出た蔓は捨てるに惜しく、1節のみにして葉も無い状態でプランターに挿して置いた。この時は茜掘りの時期を誤ったと思った。



その後間もなく新芽を確認する。




3週間後(6/10)には茎立ちをする。一茎一茎が1株となる。大量の新株誕生である。



茎立ちした茜の根元を調べていて、驚いた。なんと!ムラサキの芽が出ているではないか!!


ここには、本葉が2枚に成長。


ここには、本葉が3~4枚が複数個


ここには、双葉の芽と本葉が2枚が複数個
用土を使い回しするので、こんな事が起きるのであろう。茜もムラサキも発芽に、発根に関しては同様の条件を共有していると考えられる。しかし、今後の生育の条件は大分異なるのでムラサキはカップラーメンの空容器に移植する。大小合わせて9本の発芽苗を得た。




茎立ちした茜は根も、それなりの生育を見せているので茜掘りの時期を疑問視したが、こうした結果を見ると春先蔓が50cm程伸びた時期に掘り出すと、1ヶ月後にはたくさんの新株の発根を得る事が出来、容易に新株を増やす事が解った。

それにしてもムラサキの種は何時のものだろう?発芽しないと判断したが、発芽に必要な条件を整えてやらなかった事には変わりはない。それは大量の水である、茜の発根を期していた訳だから水は切らさずに大量に与えていた。


図らずもムラサキの発芽に必要な条件を見いだした事にもなった。

「はやすぎた あきらめごとに おしえられ」 

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