イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

気になるお婆さん

2023年12月04日 | 在宅介護
この数ヶ月、母が最期の時を迎えて、
ご近所のことは、
町内会の班長をしているだけで、
ただ回覧板の世話をしたり、
赤い羽根募金を集めたりするだけで
ご近所の方々を気にもかけなかったのです。
というか、気にかける時間が全くない。
母が死にかけていたわけですから。

母の死から数週間過ぎて、
また、町内の用事でご近所を訪ねて
私にはショックな話を聞いてしまいました。

それは、ずっと気にかかっていた
認知症のある90歳近いお婆さんがいるのですが、
近くに住む娘は全く面倒を見ない、
お婆さんの家には、ほとんど行かない、
庭に水をやらないから草木は枯れてくる。
食事は時々、弁当屋がくる。
デイサービスにたまに行く。

お婆さんがいつか、ひとりで家の中で死ぬんじゃないか?とか、
火事になるんじゃないか?とか、
すごく心配はしているのですが、
この数ヶ月、
私の意識は、お婆さんには行ってなかったんです。

そうしたら、
ご近所の方が、
お婆さんが下着姿、
ズボンを履いていないパンツだけで外に出て歩いていたのを見たそうです。

お婆さんの娘が話が通じるなら、
ご近所の方も話したと思いますが、
話が通じる娘ではなく、
「何で私があの人を見なきゃいけないの⁈」と言うんですから。
今までも、この娘は全く頼りにならず、老母をほったらかしなのは
ご近所も知っています。

老いた老婆とはいえ、女性ですから。
上は着ていて、下は下着のパンツだけで歩いていた、、、
というのを聞いて、
オムツはどうなっているんだろうか?とか
お風呂は家では入ってないだろうな、とか、
いろいろ考えてしまいました。

さらには、高齢者への虐待とか、
いや、娘が近づかないからまだマシかもとか、
でも、母親に暴言吐きまくりだから
いつか手を出すかも、とか
他人様のお婆さんなんだから
放っておけばいいんですが、
私も実弟夫婦のアル中から両親を守って
日本の法律で押さえ込みましたので、
親への虐待は経験済み、
お婆さんに何かあったら許さんぞ、と思いました。
ご近所とは、お婆さんの観察と、
娘たちの観察を続けようと話しています。

お婆さんが施設に入らないのは
娘たちの決断がないんだとわかりました。
金はあるんですよ。
けれど、施設に入れようとはしない。
デイサービスも行ったり、行かなかったりです。
それは、既に、お婆さんが決めているのではなく、
娘の判断が適当だからです。

いくら、若い時に素晴らしい人だったとしても、
子どもがいても、
介護をよくわかってない子どもだと
ひどいことになるものだなと思います。



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