イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

献体、遺体献納

2023年08月26日 | 在宅介護
あら、まぁ〜
と驚いてます。

我が家の母91歳は
40歳代の時に
「ママは人の役に立ちたくて聖路加行って看護士になったから
ママが死んだら大学病院に献体してくれない?」と私に言ったのです。
母は聖路加看護学校出身の看護士です。

50年ぐらい前だから
献体なんてとんでもない!という人が多かったけど、
私は「ママが死ぬ何十年か後には、みんなの考えも変わるだろう」と思ってました。
昔は、身寄りのない人とか、黒く生きた人とかが献体をする、と思われていましたし、 
献体という言葉さえ、差別的でした。

母はこの数年、何回も死にかけて
私は2017年に、大学病院に遺体献納、献体の予約に行きました。 
母の遺言、まだ生きてるけど、
遺言を全うしなくてはなりません。

大学病院の偉い医師たちも一応、
遺体献納の予約をしているそうですが、
いざ亡くなって献体するかというと、
偉い医師たちは、というか医師は死んでるんだから、
医師の家族たちは、
ほとんど取りやめてしないそうです。
「世間体というのがあるんですねぇ。
せーっかく、ご登録なさったのに」と大学病院内の遺体献納の予約係の方が言われて、
私は笑ってしまいました。

献体したい人はまず、申し込みをして、OKが出たら遺体献納の登録になるそうです。
母の時は、なんだか登録の順番待ちでしたよ。

時代が変われば考え方も変わりますね。
多様性の考え方もあるかもしれません。

ちなみに、臓器提供の意思がある方や
ご家族の反対がある方は登録できません。




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