どこが西部劇スタイルかというと、場所がケンタッキー州ハーラン郡の田舎町だし、連邦保安官レイラン・ギヴンズ(ティモシー・オリファント)の格好がテンガロン・ハットにカウボーイ・ブーツというだけ。ああ、それから流れる音楽がカントリー・ミュージック。
ついでにオープニングに流れる音楽は、ラップ・ミュージックの要素が入ったカントリーだ。なかなかいい感じだった。
マイアミでマフィアの男を射殺したレイランは、故郷ケンタッキー州ハーラン郡保安官事務所に左遷される。早撃ちレイランもここでは新入り扱い。黒人の女性保安官と組まされて腐ってるのもほんの少しだけ。
地元ということで幼馴染のボイド(ウォルトン・ゴギンズ)やエイヴァ(ジョエル・カーター)それに元妻ウィノナ(ナタリー・ジー)や父アーロ(レイモンド・バリー)たちと顔を合わせることになる。レイランも含めていずれもクセのある人物たち。
ボイドは、犯罪者集団の親の元に生まれ悪の染まっていた。エイヴァは、最近夫(ボイドの弟)を射殺したという。元妻のウィノナは、レイランと別れた理由を「今の夫は夢がある」という。その夢はショッピング・モールを造ることだという。レイランにすれば「あっ、そう」という感じ。
困ったことにレイランの父アーロは、犯罪者で認知症に悩んでいることだ。犯罪者の息子が保安官という設定もアメリカらしいというか、原作者のエルモア・レナード風味といったところか。
レイランが夫殺害の容疑者であるエイヴァといい仲になって、上司のアート・ミューレン(ニック・サーシー)保安官事務所所長から叱責を受けたり、元妻のウィノナの夫がホテルに篭ったきり帰ってこないと言って、結婚指輪を外して元夫のレイランに迫る。
そんな合間をぬって犯罪者と対峙するレイラン。しかも、マイアミのマフィアからも狙われる。身が幾つあっても足りない。
テレビドラマによくある一話完結型でなくシーズン完結型。主役のティモシー・オリファントがなかなか格好いい。ジーンズにジャケット、ワイシャツのときもあればワークシャツのときもネクタイをゆるく締めている。ノーネクタイが多い映画のファッションだが、これがいまどきのファッションなのか。いずれにしてもネクタイがないよりはましか。
犯罪は待ってくれない。早速、橋の上で白人至上主義者の死体が発見される。というわけで、お話は結構面白くシーズン2も期待している。このドラマ、アメリカでは視聴率が良かったらしいし、2011年~12年エミー賞受賞。
原作エルモア・レナードの短編を元にしたシリーズ。
キャスト
ティモシー・オリファント1968年5月ハワイ州ホノルル生まれ。2004年「デッドウッド~銃とSEXとワイルドダウン」で主役を演じて注目される。主にテレビ界での仕事。
ニック・サーシー1959年3月ノースカロライナ州生まれ。
ジョエル・カーター1972年10月ジョージャ州生まれ。
ナタリー・ジー1975年3月テキサス州生まれ。
ウォルトン・ゴギンズ1971年11月アラバマ州生まれ。
レイモンド・バリー1939年3月ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。
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