毎年2月になるとウォーキング&ジョギングの途中、このオオイヌノフグリをさがすようになる。3月の桜を期待するように、これを見ると春が近いぞと言われているみたいなのだ。。
今日これを見つけた。まだ2~3輪ほどの小さな花。この花を見ると青い目を連想する。この青い目は、世界的基準でもトップクラスのようだ。
それにしても可哀そうな名前。特に「フグリ」とついているところだ。「フグリ」とは陰嚢(いんのう)の古語と解説にある。明治時代、オオイヌノフグリがヨーロッパから入ってきたときに、日本にはすでに「イヌノフグリ」という在来種があった。
イヌノフグリの実は、2つの球体が連結した形になっていて、まさに犬のそれにそっくり。日本の植物分類学の祖・牧野富太郎博士が命名した。
急速に全国に普及した外国生まれの近縁種は、在来種より大型、そのため、オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)と名づけた。元々のイヌノフグリも、ピンク色のかわいい花だったのが、今では絶滅危惧種となった。
俳句の世界では単に「いぬふぐり」と言えば、オオイヌノフグリを指すのが一般的だとか。季語は春、別名は「星の瞳」。
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