昨日(1/19)新歌舞伎座で『樅ノ木は残った』夜の部を観に行ってきました。
小さい頃から時代劇といえば杉良さん。
一度ちゃんと生の舞台を観ておきたかったのです。(幼少のころ祖母に梅コマ?とかなんばの新歌舞伎座につれられた記憶があります。二部が歌の公演。)
かっこいい殺陣が大好きなのですが、これは立ち回りがないし、結末がわかっていますので、もしかして睡魔が…と心配でしたが、無用でございました。
仙台藩三代藩主伊達綱宗は廓通いを理由に老中より逼塞(ひっそく)を言い渡された。
藩主はまだ幼い二歳の嫡男が継ぐことに。
廓通いに同行していた者たちが上意討ちという名目で次々に暗殺される。
後に藩内には老中酒井雅楽頭と綱宗の叔父伊達兵部(一ノ関)の間には仙台藩六十二万石を半分半分にするとの密約が交わされているという噂が広がる。
原田甲斐は一ノ関の懐に入り込み、中から藩を守ろうとするが…。
長編小説をと2時間45分(1時間(幕間30分)1時間(幕間20分)40分)にまとめられていたため、あらすじがわかりにくかったのは否めませんが、久々に本格時代劇を観たという満足感でいっぱいになりました。
それもそのはず、パンフによると杉良太郎さんの演出がそれをめざしていたそうです。
セットが新歌舞伎のようなきちんとしたもので、演出もきちんとされていました。
調度品が凝ってましたし、竹の団扇置き?とか。みなさんきちんと時代劇口調でしたし。
が!
途中、裸の女性の行水シーンがあったり、杉良さんの濡れ場が2回、山田純大さんが血しぶきあげて絶命したと思ったら、杉良さんや青山良彦(伊達宗重役)さんもドクドク血を流して、手や足袋も血まみれ。
これには驚きました。
まあ、何はさておき、杉良さんのお芝居は最高でした。
歌舞伎風味でない、きちんとした時代劇の台詞回しに、所作、存在感。最高でした。
その他、若くして逼塞となった綱宗役の松村雄基さんも、伊藤七十郎役の山田純大さんも良かったです。
緞帳が下がったあと、「杉良太郎からご挨拶申し上げます。」のアナウンスがあり、緞帳があがりました。
さきほどの血まみれのお衣装のまま、舞台中央にたたれてマイクを持って杉良さんがご挨拶。
上中下巻と三巻ある原作を2時間40分にするのは大変で、脚本に8ヶ月かかった。
お客さんを寝させないように、お風呂や濡れ場シーンを用意した(笑)原作にちゃんとあるんですよ。
この歳でねえ、濡れ場は大変でした(笑)
昼夜血を流して貧血気味ですけど(笑)
一回ではわからないと思います。何回か来ていただくとよくわかると思います。
大出血大サービスしています(笑)
と、ときおり関西訛りで笑いたっぷりなご挨拶で、ちょっと救われました。
主な観客層(ご年配)より、若い年代の方に観ていただきたい舞台だと思います。
そうそう、本格時代劇を見れる機会はございません。是非ともご覧あれ!
小さい頃から時代劇といえば杉良さん。
一度ちゃんと生の舞台を観ておきたかったのです。(幼少のころ祖母に梅コマ?とかなんばの新歌舞伎座につれられた記憶があります。二部が歌の公演。)
かっこいい殺陣が大好きなのですが、これは立ち回りがないし、結末がわかっていますので、もしかして睡魔が…と心配でしたが、無用でございました。
仙台藩三代藩主伊達綱宗は廓通いを理由に老中より逼塞(ひっそく)を言い渡された。
藩主はまだ幼い二歳の嫡男が継ぐことに。
廓通いに同行していた者たちが上意討ちという名目で次々に暗殺される。
後に藩内には老中酒井雅楽頭と綱宗の叔父伊達兵部(一ノ関)の間には仙台藩六十二万石を半分半分にするとの密約が交わされているという噂が広がる。
原田甲斐は一ノ関の懐に入り込み、中から藩を守ろうとするが…。
長編小説をと2時間45分(1時間(幕間30分)1時間(幕間20分)40分)にまとめられていたため、あらすじがわかりにくかったのは否めませんが、久々に本格時代劇を観たという満足感でいっぱいになりました。
それもそのはず、パンフによると杉良太郎さんの演出がそれをめざしていたそうです。
セットが新歌舞伎のようなきちんとしたもので、演出もきちんとされていました。
調度品が凝ってましたし、竹の団扇置き?とか。みなさんきちんと時代劇口調でしたし。
が!
途中、裸の女性の行水シーンがあったり、杉良さんの濡れ場が2回、山田純大さんが血しぶきあげて絶命したと思ったら、杉良さんや青山良彦(伊達宗重役)さんもドクドク血を流して、手や足袋も血まみれ。
これには驚きました。
まあ、何はさておき、杉良さんのお芝居は最高でした。
歌舞伎風味でない、きちんとした時代劇の台詞回しに、所作、存在感。最高でした。
その他、若くして逼塞となった綱宗役の松村雄基さんも、伊藤七十郎役の山田純大さんも良かったです。
緞帳が下がったあと、「杉良太郎からご挨拶申し上げます。」のアナウンスがあり、緞帳があがりました。
さきほどの血まみれのお衣装のまま、舞台中央にたたれてマイクを持って杉良さんがご挨拶。
上中下巻と三巻ある原作を2時間40分にするのは大変で、脚本に8ヶ月かかった。
お客さんを寝させないように、お風呂や濡れ場シーンを用意した(笑)原作にちゃんとあるんですよ。
この歳でねえ、濡れ場は大変でした(笑)
昼夜血を流して貧血気味ですけど(笑)
一回ではわからないと思います。何回か来ていただくとよくわかると思います。
大出血大サービスしています(笑)
と、ときおり関西訛りで笑いたっぷりなご挨拶で、ちょっと救われました。
主な観客層(ご年配)より、若い年代の方に観ていただきたい舞台だと思います。
そうそう、本格時代劇を見れる機会はございません。是非ともご覧あれ!
あの長編をコレだけに纏め上げるのはいかなる杉さんにしても 困難な事であったろうと想像に難くありません。
純大さんのお声が 杉さんにそっくりなのに驚きました。
殺陣も良かったです。
杉さんの殺陣が見られなかったのが残念ですが
彼の ポリシーを思うと それは言えません。
ただ、難波の新歌舞伎座を知っている私としましては
『観劇に来ている』 と言う 高揚感が今一有りませんでした。
前の新歌舞伎座の雰囲気が懐かしいです。
あの建物の雰囲気。
それを 今の新歌舞伎座に少しでも残して欲しかった。
数回観劇したとのことでしたが、内容は杉様の入浴シーンに度肝を抜かれたけれど硬軟融合で最後まで退屈せず観ることが出来た時代劇の凄味を見たようでしたが、こちらの観劇後観を見てなるほどと理解しました。杉様が目指す時代劇ワールドは必見の価値があるようです。
特に、今回のような素晴らしい舞台の時には特に層思います。
お返事遅れまして申し訳ございませんでした。
是非機会がございましたら、杉さんの時代劇ワールドご体験くださいませ。