天下御免のすっとこどっこい

自分が読み返して「楽しかった」と思えることを書き綴っています。

3/31新歌舞伎座『水戸黄門』千秋楽

2013年03月31日 | 舞台(歌舞伎以外)
今日(3/31)大阪新歌舞伎座で『水戸黄門』千秋楽を観に行きました。



出演:里見浩太朗 原田龍二 合田雅吏 野村将希 三波豊和 大沢樹生 江藤潤 佐藤藍子 石川梨華 芦川よしみ 田村亮

先週の土曜(3/23)に続いて2回目。
たった9日で千秋楽なんて短すぎる

一昨年の『好色一代男』同様、公演が発表されてから、絶対2回観る!と決めていました。
通常の1ヶ月公演だったら毎週通ってたかも知れません。

なんと!パンフレットが売り切れていました。
なにやら26日ぐらいでなくなったとか。御園座だけじゃないんですね。
初日行ってたので大丈夫でしたが、以後気をつけないと

今回は1階3列目中央ブロック。
やっぱり、座席の間が広いせいか、松竹座や南座に比べて舞台が遠いです。5列目みたいな感覚。
でも、互い違いになっているので観やすいのなんのって!素晴らしいわあ。
東京の「新しい」歌舞伎座は、間が広くなったみたいですが、従来のまっすぐの並びなんですよねえ。
広くするより互い違いのほうが重要だと思いました。ほんと観やすかったんですよお。
新歌舞伎座でもっと歌舞伎が上演されることを希望いたします。

さて、さてさて。

舞台は生き物です。
やっぱりちょこちょこっと変わっていました。

気になった台詞、前回と違っていたところなどなど羅列します。

一幕 第一場 西山荘

助さんと格さんはどうしてやまいも掘りをしていたかと言うと、警護をしていたんですね。
助さんの「畑仕事は性に合わん。」というのに対して、格さん「警護をしておる。」と言ってました。

男装のお藤を気絶させた格さん「手触りがふにゃぁ~と。」
助さん「ふにゃ~っとっ?!」
格さん「ほにょお~っと。」
合田さんかわいい

西山荘を探していたお藤、実はここがそれで「そんな粗末な?」と不審がる。
それに対して助さん「最初は俺もそう思った。粗末は粗末だからな。」
そしてご老公花道から登場「粗末な屋敷で悪かったな。」(笑)とくるわけでした。

第二場 諏訪神社 境内

お藤の家に泊まらず、宿をとることにした一行。
お藤に声をかける助さん「お藤さん大丈夫かい?何かあったら俺がいるからな。」
ああ、原田さんに言われてみたいん

第四場 旅籠の一室

数馬に飛猿のご隠居はいい人説得
「俺は強かねえ。暴れることしかできねえ弱虫なんだよ。」

数馬にご老公が政(まつりごと)の持論を展開。
「政といえばお城の奥深くから世の中を変えることだけではない。病(やまい)の母親に添い寝してやること。子供を守ること。それが世の中をよくすることじゃ。」(←あやふや)

第五場 料亭花月

舞台中央しか見てなかったのですが、下手にご老公と千太が聞き耳たてて、計画立ててたんですね。
「今に尻尾をだすやら~♪悪い鬼ぃ~♪」

二幕 第三場 貴船屋 帳場

番頭が殺され、立腹した数馬「行くべきところへ行く」と駆け出す件。
前回は花道際で助格が止めてたんですが、止めませんでした。

第六場 長崎奉行所 大評定の間

大評定が行われ、与力一同みな異存なし、と。しかし悪事を露見する奉行。お奉行殿乱心召されたか!斬れ!となったところ。
花道から助格「黙れ黙れ黙れ~っ!」「ご老公あるぞ。」と思っていたのですが、「証拠はあるぞ。」でした。
やっぱり、原田さんのお顔がかっこよすぎました

お待ちかねの立ち回りコーナー。

合田さんの足蹴りがなくなってました…

原田さんは前回よりものすごく滑らかな動きをされていました。前回思ったとおり
見得も歌舞伎ばりの強烈な雰囲気になって、かっこよさ
下手な歌舞伎役者よりかっこいいよお

野村さんはなんとなぁく時間短縮されてたような気がしました。気のせいでしょうか…

幕前

飛猿「千太には食い気。助さんは…何でもない。」
千太「助さんは惚れっぽいからなあ。」

大詰 長崎街道

でれでれな助さん。貴船屋一行がまだかまだかとそわそわ。
「お藤さんはいい人だ。やさしいし、かわいいっ!」のかわいいってところで、ものすごく飛び跳ねてました。かわいさ

助さん「じっくり考えて決めたんだ。」
格さん「お藤さんの気持ちは?」
助さん「目が訴えてるんだよっ!愛がある。」

「長崎に残って頑張ります。」と明るいお藤。
助さんショックでものすごく目をひんむいてました。荷物を落すタイミングも絶妙。おもしろかった

お藤が「さよおなら~。」と花道に向かって手を振っていました。
助格も「さよおなら~。」と手を振り返す。
前回なかったような気がします。

前回気がつかなかったのですが、助さんどの場でもお藤のそばで肩に手をやってましたね。
なぁるほど。


フィナーレ ボーナスステージ

三波豊和さんがご挨拶で、山岡が与力を斬るシーンで博多では1度しか拍手がなかったが、大阪では毎回拍手。正義感が強いというか人の不幸が嬉しいというか、と笑い。

原田龍二 合田雅吏「あヽ人生に涙あり」
合田さんは終始ニコニコ。笑顔が素敵。それにノリノリ。
原田さんはちょっとにっこりされたりして前回よりは砕けた感じはしましたが、やっぱり歌うの真剣っぽい。
かわいい

「次は野村将希さん『一度だけなら』どおぞおっ!」原田さんものすごくためて紹介されてました。

野村さんのコメント
飛猿がはじめて出演したのは里見さんが助さんだった最後のシリーズからだったとか。へぇ。そんなに古かったかなあ。あおい輝彦さんが助さんになってからだと思ってました。

里見さんのコメント
「今年77歳です。」ひょぉ~、若いなあ。
佐野浅夫さんの次に黄門さまのオファーが来たとき55歳でまだ長七郎で前髪の二枚目をやってたため断ったとか。次に65歳のときにあって承諾されたそうです。へぇ、知らなかった。

前回は3曲でしたが、千秋楽ということもあって「愛あればこそ」という曲を歌われました。
里見さんの解説どおり、「男は女を守っていくぞ。」みたいなものすごくいい曲でした。

お待ちかねの手ぬぐい投げコーナー

今回は佐藤藍子さん、大沢樹生さん、石川梨華さん、芦川よしみさん、田村亮さんも私服(?)姿で壇上に。
みなさんかっこいいし、お綺麗でした
原田さんと合田さん、野村さんはお着物でした。メイクは助格のまんまでした。

というわけで、手ぬぐいの数がおそらく5倍は増えていたかと思います。
幸いにも3列目でしたので、里見さんが投げられた1つをいただくことができました
いやあ、よかったよかった。

ほんと幸せな1週間でした。
またお会いできれば嬉しく思います。
ありがとうございました。

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