今日(7/31)大阪・富田林市のすばるホールで催された、立川志の輔さんの独演会に行ってきました。
近鉄川西駅から徒歩10分?くらい。綺麗でとっても見やすいホールでした。
3月に志の輔さんを聞きに行って、今年もう一回行きたいなあと思っていたら、行けました
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■□■
「元犬」 立川志の彦(14:00~14:20)
人間になりたくて目黒不動にお百度を踏んだ白い犬。
念願叶って人間に。
運よく、ある変わった人を雇いたいというご隠居さん宅に奉公することに。
犬の習性が出てしまうただしろう。
志の輔さんの5番目のお弟子さん志の彦さん。
マクラは以前も聞いた恵比寿の南京錠のマンションの話。
またかあ…と思いながら噺に入ると…。
いや~、上手になられてました。
最後まで真面目に聞いてしまいました。何気に面白かったです。
もともと声がいいので、次回お目にかかれる時を楽しみにしています。
って、エラソーですね。
「ハナコ」 立川志の輔(14:20~15:15)
とある温泉旅館に泊まりに来た会社の同僚3人組。
和牛食べ放題を楽しみにやってきた。
しかし、旅館の従業員は「あらかじめ申し上げておきますが…。」と聞いてもいないのに余計なことまで説明、説明。
さて、楽しみの夕食になると8人挨拶にやってきて、何かと思いきや食事の材料の生産者。
これから食べるという牛まで部屋につれられて…。
黄緑(?)のお着物と羽織でした。
「とんだばやし…ですか。いいところですね。どこも廻っていませんが。」
から始まったマクラは、文楽、お能、「YES or NO!」、
富山空港が着陸できずに羽田を一往復した話、少子化、あとは時事ネタ(牛肉と地震)でした。
少子化では、とある喫茶店で老人二人が「おい、めずらしいもん見ちゃったよ。」「なんだい?」
「小学生だぜ。」「そりゃすげもん見たなあ。」って時代になります。
と、文章で書くと全く面白くないのですが、こんな小噺でまず大笑い。
25分後に噺に入られました。
もう、最初っから可笑しくて可笑しくて。
なんでも話してしまう仲居さんが面白くて。
特に、和牛食べ放題の件で、牛が出てくるんだろうなあってわかってても
やっぱり可笑しくて。
ずーーーーーーーーっと私きゃきゃきゃきゃっと、お腹抱えて涙流して「もうあかん。」とか言いながら大笑い。
前の方や横の方は「この人何笑(わろ)てはんの?」みたいな目で見られるし、
いやそれでも可笑しいし、ゲラな私には大変な30分でした。
結局、どうして仲居さんはシャベルを持って竹林に行っていたのか、休んだ女中さんは仲居さんに金庫で頭を殴られてどうなったのか気になるところです。
いや~、CDとかDVDになってないんですかね。面白すぎます。また調べます。
仲入り(15:15~15:30)
「長唄三味線」松永鉄九郎(15:30~15:40)
いきなり高座に太棹を持った紋付袴の方が勧進帳の一節を弾かれ始めました。(多分太棹。)
何かいなあと思っていたら、
「歌舞伎には義太夫、常磐津、清元、大薩摩、長唄とありまして、私は長唄で三味線方をしています。」という説明。
「山台には4人、5人と並んでいまして一人目、二人目は一所懸命引くんですが、4人目になるとあわせないといけないからこんな感じ」といわれて、
一人目と4人目の弾き方の違いを実演されてました。
4人目のそれは、なんかものすごくはしょった弾き方でした。(ほんまかいな?)
「今度歌舞伎をご覧になられるときは4人目5人目を見てください。顔は真剣ですけど手は適当です。」
って言われても、三味線弾きじゃないから適当かどうかわからないですよねえ。
双眼鏡で見てみようと思ってますが。
そして、大薩摩の説明。
「浅葱幕で舞台が覆われて転換しているときに花道で二人出てきて、一人が唄ったあと後ろを向いて、台に脚をかけて立って弾くのが大薩摩。」だと。
ううううん。それだけと違うよなあと思いながら、大薩摩の曲を弾かれて(何の曲かわからない)、途中ここで拍手。なんて言われながら。
面白い方でした。もう少し聴いていたかったです。三味線もお話も。
あのひな壇みたいな台は山台(やまだい)っていうんですねえ。知りませんでした。(何年歌舞伎観てるんでしょうねえ。私)
「徂徠豆腐」立川志の輔(15:40~16:32)
豆腐売りが初めての長屋で売り始めると貧しい学者に声をかけられる。
お金を持っていない学者のために豆腐売りは毎日おからを届ける。
風邪で寝込んでおからを届けられないうちに、学者は引越しをしてしまっていた。
江戸の大火で店が焼けた豆腐屋だが、貧しい学者は柳沢吉保に取り立てられ出世していた。
おからのお返しといって、豆腐屋を再建させる。
くすんだ桃色のお着物にモスグリーン(?)の袴。「こんな色の着物も持っているんですよ。」とマクラも早々に噺に入られました。
ものすごくいい人情噺で、「いいことをするといつか返ってくるよ。」ってお話で。
途中、荻生徂徠を忠臣蔵から面白可笑しくかつわかりやすく丁寧に説明されていて、良かったです。
わんわん忠臣蔵には笑ってしまいました。懐かしいなあって(いくつだ、私)。
「AKR47」ですよ。とAKB48にもじった表現も可笑しかったです。
一旦緞帳が下りた後、再び志の輔さん。
東北に元気をということで一本締め。
「ぱしんっ。」と会場が締まった瞬間、なんとも気持ちがひとつになったような気がしました。
近鉄川西駅から徒歩10分?くらい。綺麗でとっても見やすいホールでした。
3月に志の輔さんを聞きに行って、今年もう一回行きたいなあと思っていたら、行けました

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■□■
「元犬」 立川志の彦(14:00~14:20)
人間になりたくて目黒不動にお百度を踏んだ白い犬。
念願叶って人間に。
運よく、ある変わった人を雇いたいというご隠居さん宅に奉公することに。
犬の習性が出てしまうただしろう。
志の輔さんの5番目のお弟子さん志の彦さん。
マクラは以前も聞いた恵比寿の南京錠のマンションの話。
またかあ…と思いながら噺に入ると…。
いや~、上手になられてました。
最後まで真面目に聞いてしまいました。何気に面白かったです。
もともと声がいいので、次回お目にかかれる時を楽しみにしています。
って、エラソーですね。
「ハナコ」 立川志の輔(14:20~15:15)
とある温泉旅館に泊まりに来た会社の同僚3人組。
和牛食べ放題を楽しみにやってきた。
しかし、旅館の従業員は「あらかじめ申し上げておきますが…。」と聞いてもいないのに余計なことまで説明、説明。
さて、楽しみの夕食になると8人挨拶にやってきて、何かと思いきや食事の材料の生産者。
これから食べるという牛まで部屋につれられて…。
黄緑(?)のお着物と羽織でした。
「とんだばやし…ですか。いいところですね。どこも廻っていませんが。」
から始まったマクラは、文楽、お能、「YES or NO!」、
富山空港が着陸できずに羽田を一往復した話、少子化、あとは時事ネタ(牛肉と地震)でした。
少子化では、とある喫茶店で老人二人が「おい、めずらしいもん見ちゃったよ。」「なんだい?」
「小学生だぜ。」「そりゃすげもん見たなあ。」って時代になります。
と、文章で書くと全く面白くないのですが、こんな小噺でまず大笑い。
25分後に噺に入られました。
もう、最初っから可笑しくて可笑しくて。
なんでも話してしまう仲居さんが面白くて。
特に、和牛食べ放題の件で、牛が出てくるんだろうなあってわかってても
やっぱり可笑しくて。
ずーーーーーーーーっと私きゃきゃきゃきゃっと、お腹抱えて涙流して「もうあかん。」とか言いながら大笑い。
前の方や横の方は「この人何笑(わろ)てはんの?」みたいな目で見られるし、
いやそれでも可笑しいし、ゲラな私には大変な30分でした。
結局、どうして仲居さんはシャベルを持って竹林に行っていたのか、休んだ女中さんは仲居さんに金庫で頭を殴られてどうなったのか気になるところです。
いや~、CDとかDVDになってないんですかね。面白すぎます。また調べます。
仲入り(15:15~15:30)
「長唄三味線」松永鉄九郎(15:30~15:40)
いきなり高座に太棹を持った紋付袴の方が勧進帳の一節を弾かれ始めました。(多分太棹。)
何かいなあと思っていたら、
「歌舞伎には義太夫、常磐津、清元、大薩摩、長唄とありまして、私は長唄で三味線方をしています。」という説明。
「山台には4人、5人と並んでいまして一人目、二人目は一所懸命引くんですが、4人目になるとあわせないといけないからこんな感じ」といわれて、
一人目と4人目の弾き方の違いを実演されてました。
4人目のそれは、なんかものすごくはしょった弾き方でした。(ほんまかいな?)
「今度歌舞伎をご覧になられるときは4人目5人目を見てください。顔は真剣ですけど手は適当です。」
って言われても、三味線弾きじゃないから適当かどうかわからないですよねえ。
双眼鏡で見てみようと思ってますが。
そして、大薩摩の説明。
「浅葱幕で舞台が覆われて転換しているときに花道で二人出てきて、一人が唄ったあと後ろを向いて、台に脚をかけて立って弾くのが大薩摩。」だと。
ううううん。それだけと違うよなあと思いながら、大薩摩の曲を弾かれて(何の曲かわからない)、途中ここで拍手。なんて言われながら。
面白い方でした。もう少し聴いていたかったです。三味線もお話も。
あのひな壇みたいな台は山台(やまだい)っていうんですねえ。知りませんでした。(何年歌舞伎観てるんでしょうねえ。私)
「徂徠豆腐」立川志の輔(15:40~16:32)
豆腐売りが初めての長屋で売り始めると貧しい学者に声をかけられる。
お金を持っていない学者のために豆腐売りは毎日おからを届ける。
風邪で寝込んでおからを届けられないうちに、学者は引越しをしてしまっていた。
江戸の大火で店が焼けた豆腐屋だが、貧しい学者は柳沢吉保に取り立てられ出世していた。
おからのお返しといって、豆腐屋を再建させる。
くすんだ桃色のお着物にモスグリーン(?)の袴。「こんな色の着物も持っているんですよ。」とマクラも早々に噺に入られました。
ものすごくいい人情噺で、「いいことをするといつか返ってくるよ。」ってお話で。
途中、荻生徂徠を忠臣蔵から面白可笑しくかつわかりやすく丁寧に説明されていて、良かったです。
わんわん忠臣蔵には笑ってしまいました。懐かしいなあって(いくつだ、私)。
「AKR47」ですよ。とAKB48にもじった表現も可笑しかったです。
一旦緞帳が下りた後、再び志の輔さん。
東北に元気をということで一本締め。
「ぱしんっ。」と会場が締まった瞬間、なんとも気持ちがひとつになったような気がしました。
鉄九郎師匠が弾かれているのは細棹の長唄三味線ですね(^^)
伝の会というユニットを組まれてて、三味線とトーク(笑)をたっぷり楽しめます。年に一度、伝の会で大阪にも行かれているので、その際はぜひ!
http://www.dennokai.com/
伝の会というユニットを組まれているんですね。
大阪に来られたときには伺ってみたいと思います。