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シーン 0-1 (Art-Foods)
2009-11-24 09:19:47
目が覚めるとそこはストリートに面したアパルトマンの一室だった。

モロッコのタンジェから貨物船に忍び込みイスタンブールに到着したのは一昨日だから…

だめだ、まだ頭が働いていない。
人目につかぬよう夜行列車を乗り継いでドイツ国内に入ったもののほとんど寝られずに過ごしてきたためか、この街に着いてアパルトマンまで案内されたところまでは覚えているがその後は記憶が途切れている。
ボスが手配してくれた現地案内人はセルビア人でまるでネズミ男のような風貌だったが、食糧や飲み物の手配はソツなくこなし、本部との通信に必要な機器類もあらかじめアパルトマンに運び込んでくれてあった。

窓を開けると黄金色に輝く街路樹がまぶしく陽光にさらされていた。
女スパイはぼんやりと通りを眺めながら、夕方に会う手はずになっている情報筋の素性と落ち合う場所をネットブックのモニターで確認していた。

ここから2kmほど離れた位置にある公園の4つあるベンチ、そのうちの教会側から数えて3番目という指定か…
初老の男で黄色い紙袋を持っている、というの目印らしい。
 
 
 
やばいよ (musia)
2009-11-24 15:23:09
ネズミ男は、その道の大先生ですぞッ!
静岡市内、歩けんよーになるぞ~
 
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