言うことを 聞かぬ世間を 恨みては 臭い気を吐く 馬鹿男かな
*これは大火の作です。今週はわたしは一首も詠めませんでした。馬鹿の妨害は果てしなく続きます。感性のアンテナを封じ込められていて、言葉が何も思い浮かんで来ません。古語を使って優雅に詠んでみたいのですがね、そういう繊細な情感を詠むには、高く伸びる感性のアンテナが必要だ。それを妨害されていては、正直何もできません。これは困りましたね。何とか努力してみますが、このままの状態がずっと続くのは苦しい。
それはともかく、表題の作は、SNSである男のポストを読んで、発想を得たものです。その男は、政治に対してきつい悪口を言たのですが、あまりいい言葉ではありませんでしたね。あからさまに、権力に嫉妬しているのがわかる。愛のある諫めの言葉ではない。
こういう男はよくいます。世間を自分の思い通りにしたいのに、できないから、馬鹿なところから臭い気を吐いて、世の中を乱すようなことを言う。そういうのはたいてい、政治に文句を言います。政治家が権力者なのだと思い込んで、嫉妬するのです。自分も権力を使って、痛いことを思い通りにしたいからです。
政治家は権力者などではありませんよ。そういう勘違いをしている政治家もいることはいますが。高いところにいる政治家ほど、国民のために身を粉にして働かねばならない。民の痛い嫉妬を浴びながら、いろいろと欠点を突かれて文句を言われながら、最善を尽くしてみんなのために働かねばならない。政治は馬鹿との戦いだ。嫉妬と悪意で政治を乱そうとする馬鹿の扱いができなければいけない。権力に惑わされず、国民の幸福のために働かねばならない。そういうことを正しくわかっている人間でなければ、政治家になどなれない。
世間の隅にわだかまって、苦い酒など飲みながら、自分の思い通りにならない世間に文句を言っているような輩は、政治家になどなれるわけがありません。
言っておきますが、嫉妬と悪意で政治の悪口を言うと、それが大変なことになって自分に返ってきますよ。言葉は言うだけただではないのです。必ず相当のものを支払わねばならない。国民主権に奢って、無責任に痛いことを言いすぎると、政治のサービスを受けることが、きついことになってくるのです。
政治をよくしたいと、本気で考えているのなら、自分も世間のために行動をするべきです。愛で、みんなのために、身をささげて働くべきです。
そんな努力もしないで、臭いところから嫌なことばかり言うから、馬鹿なことになるのです。