さくらぎの とほきそなへや 冬来たる 夢詩香
*写真は近くの公園の桜です。もうすっかり葉を落とし、寒そうな枝を空に伸ばしている。
しかしその枝にはもうしっかりと冬芽ができていて、冬が来る前にもう春の備えがしてあるのでした。
桜は冬の次に必ず春が来るのを信じている。遠い遠い昔から果たされてきた季節の約束がまた繰り返されることを、信頼している。
それが妙に愛おしく、表題のようなのを詠んでみました。
だんだんと寒くなってきましたね。今年の冬は寒いという予報がなされていますが、どうでしょう。ここは南国なので、それほど雪は厳しくないでしょうが。
堅く守られた桜の冬芽を眺めながら、わたしも遠い春の約束を信じつつ、冬を乗り越えていきましょう。