ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

2016-09-26 04:28:41 | その他






忘られぬ をさなき春に 捨てた毬     夢詩香







*毬と詠んでいるけど、本当に捨てたのは、もっと別のものです。
毬みたいに丸くて、やわらかくて、とても大切な、いいもの。それそのものを詠むと、句がちょっと重くなってしまうので、毬にしたんですけど。
本当に、捨ててしまったのをいまだに後悔しているってものです。

なんで捨てたかって、ほんの小さな傷があったから。それでみんないやになって捨ててしまった。
後で後悔して見に行ったけど、もうどこにもなかった。

あの頃わたしはまだ、4つやそこらで、何もわからなかったから、捨てられたんだけど。
子供だったからって、自分を軽く許せないことがある。
だから今でも忘れられない。

生まれ変わって、もう一度チャンスをもらえたら、今度こそは絶対に失敗しないんだって、そんな思い出、きっと誰もが持っていると思う。



雨が降ってますね。ここのところ、さっぱりした秋空に恵まれません。
季節に合ってない句をあげるのは、詠みためた句の中から抜粋してあげてるからなんだけど、たまには季節にあった句も紹介しないといけないかな。

で、今、即興で詠んでみました。






雨音の しづかに染みる 秋の部屋     夢詩香







この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« やらざるを | トップ | 瓜の種 »
最新の画像もっと見る

その他」カテゴリの最新記事