ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

うらぎりの玉

2018-05-19 04:19:27 | 短歌





うらぎりの 玉をのめとて いつはりの 人の戸をとふ 鬼の群れかな





*人間の感覚の進化はさまざまな現象をこの世界に起こしつつあるようです。ツイッターでアンタレスが次々とおもしろいコツを教えるものですから、人々のスキルも徐々にあがってきている。嘘の見抜き方というのに、彼は実にユニークな着眼点を教えるのだ。

偽物の人間の、頭と体が別の人間に見えるとかね、この項を発表する頃には実におもしろいことになっているでしょう。人間はどんどん、この嘘ばかりの世界の正体を見抜いていく。いつまでも馬鹿ではない。自己存在というのは学んで大きくなっていくものですから、いずれはこういう時が来るのです。

だれもが、馬鹿どもの嘘をみぬけるようになる。馬鹿どもが隠し続けてきた本当の心を見抜くことができるようになる。

そうなれば、馬鹿どもは実に恥ずかしいところを、万人にさらさねばならない。

嘘で自分を作るために、馬鹿どもがどんなことをしているかが、全部わかれば、もう二度と馬鹿はいやだとみな思うことでしょう。

彼らは、嘘と盗みであの栄華の人生を送っていますが、なぜそんなことができるかというと、実に多くの人間から徳分を盗んでいるからなのです。ひとりの馬鹿の人生を良くするために、百人は犠牲にしていますね。

人間は、よいことをすれば、本当は徳分が生じて、自分の人生がよくなってくるものなのです。しかし、どんなにがんばってもよくならない人がいる。それどころかかえって貧しくなってくる人もいる。そういう人は、ああいう派手によい人生を送っている馬鹿に、徳分を盗まれていると考えたほうがよろしい。

たいしてよいこともしてないのに、それほどよい人格でもないのに、不思議に人生がうまくいくという人は、ほとんどが泥棒です。人の徳分を盗んで自分の人生をよくしているのです。

そういう人が偽物の人生を終えて、死ぬと、どうなると思いますか? 徳分を盗まれた人間が、いっせいに襲い掛かってくるのですよ。

自分の人生がつらかったのはおまえのせいかと言って、一斉に来るのです。そして盗んだものを全部取り返していく。それどころかとても痛いことをされる。そしてその人は、全部を裏切ったことになり、もう二度といやだと言って、縁を切られるのです。

人々が何もしてくれなくなる。愛をくれなくなる。

馬鹿というのは、遠い昔からそんなことばかりしてきて、愛を裏切り続け、とうとうこの時代、すべての愛を失ってしまったのです。






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