くはしめの 白きを憎む あだし世の 鵺はおのれの いつはりに住む
*今日も一年前のツイートからもってきました。これは大火の作です。なんとなく雰囲気でわかるでしょう。
「くはしめ」とは「美し女」、もちろん美しい女性のことです。あまり古典では使われない言葉ですが、われわれの活動では便利な言葉なので多用しています。
美人の色が白いのを憎んでいる、この馬鹿な世の中の鵺のようなやつらは、自分に嘘をついている世界に住んでいる。
まあ、言いたいことはわかりますね。解説するまでもないがやりましょう。
「鵺(ぬえ)」とは、古語辞典によると、頭は猿、体は狸、尾は蛇、四肢は虎になっているという想像上の動物のことですが、ここでは気味の悪い妖怪めいたもの、という意味で使っています。
「白い」というのは肌の色が白いのと同時に、何も悪いことをしていないということの意もあります。
ようするに、美人が悪いことをしないのが嫌だと言う馬鹿どもはいつも、自分に嘘をついているということなのです。
本当は自分が美人に嫉妬して汚いことをしていることが痛いのだ。それなのにそれをごまかして、すべてを美人のせいにしている。そんな顔をしていればみんなにいじめられて殺されるのが当たり前だ、だからあっちが悪いのだなどとね、苦しい言い訳だ。結局は自分が自分の意志で勝手にやっていることなのに、「あっちがそうさせるのが悪いのだ」にしてしまう。
何もしていないのに悪者にされた美人はたまったものではない。
実質、悪いのは嫉妬している方なのです。なんで嫉妬するかと言うと、自分はそれほど美しくはないからだ。美しくなりたいのになれないからだ。だから、美しくなった女をとことん憎む。憎めば憎むほど自分は醜いものになっていく。嫌なことをして自分が汚れていくからです。そんなことすら、美人のせいにして、自分は嘘の世界に逃げる。
すべてを人のせいにするから、醜いのです。何もいいことはしないから、美しくはないのです。それらはすべて自分のせいだ。ほかの美人のせいではない。
女というものの中には、弱さに甘えて、何もかもを男やほかのものにやらせようとするものがいる。美人になりたいのも、美人になれば男が寄ってくるからだ。その根性が治らない限り、美しくはなれないのだと、あほうは知るべきです。
何もかもをひとのせいにしてきたから、こんな究極の時代に大きな失敗をして、とうとう人類を落ちたのです。