比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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信濃路は・・・姨捨の棚田と・・・田毎の月と・・・長楽寺

2014-07-08 | 棚田・段畑のある風景
6月15日、戸隠高原から長野市へ、さらに上田方面に。混雑する国道18号線を避けて千曲川右岸を適当に南に向かいます。
稲荷山町(現千曲市)の市街地を過ぎてさらに南に、途中、姨捨駅に2㎞という看板を見て寄っていくことにしました。
ここは埼玉テレビで放映されている「ウドちゃんの旅してゴメン」(名古屋テレビ制作)でこのあたりが映されていて記憶にあったからです。

姨捨駅のすぐ下にある天台宗姨捨山放光院長楽寺
本堂と庫裏・・・文化・文政年間(1804~1829年)の建造と推定。
本堂の左上に観音堂・・・宝暦・明和年間(1751~1771年)の建造と指定。

俳諧の聖地、田毎の月の名勝地、江戸時代の1688年に松尾芭蕉は木曽路から「田毎の月」を愛でるために、この地を訪れ、
俤や 姥一人なく 月の夜
という句を残し弟子筋の加舎白雄が1769年に境内におもかげ塚を建立。小林一茶は4度の訪問。江戸後期の旅行作家菅江真澄も訪問。やがて境内は多くの句碑に囲まれるようになり俳諧の聖地に。
枯れ果てて 信濃路は なほ雲のなか
くるみ割る ころんと 故郷 鍵あいて



長楽寺の観音堂の上に、姨岩と呼ばれる小山があります。姨捨伝説の山といわれていますが・・・まさかね。
善光寺平(川中島平)が見えます。中央が稲荷山の市街地、右の緑の帯が千曲川、その右が屋代の市街地、篠ノ井、長野の市街地は霞んでる。

次回は姨捨駅と千枚田の風景。


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