12年前に知り合って、
愛情と「何か」がたしかにあって、
一年八か月の間、一緒に暮らし、
別れた人がいました。
彼のことを、ぱんだくんと呼んでいました。
ぱんだくんに一昨年の秋、
がんが見つかったと知らされました。
でも、連絡を取り合えない状況だったので、
間接的に、少なくとも5年は、
そしてもっともっと、生きられそうな現状だけを
2月末まで伝え聞いていました。
ぱんだくんとは、友愛のようなものはあったので、
何年後かに落ち着いたら、
また話せる気がしていました。
そしてこの2月末、わたしは以前ぱんだくんと
暮らしていた家から、新天地に引っ越しました。
そして3月末の深夜2時頃に、
わたしはPCに向かって動画の編集をしていました。
その時、隣の部屋のキッチンで
カサっと布の擦れるような音がしたので、
振り向きました。
闇の中になにか、ぼーっと青黒い、淡い影のような、
まぁちょうど成長したパンダくらいの大きさの
卵型のものを見たような気がしました。
4、50代の男の人だ。誰だろう。
この部屋に前住んでいた人かな。
と、ちょっと不安になって見ていると、
カウンターを回ってスーッと
こっちの方に移動してきて、
またふわぁっと気配がなくなりました。
わたしはそろそろと立ってキッチンに行き、
電気をつけてタオルか布か落ちたのではと
見回しましたが、床には何もありませんでした。
そういえば引っ越してひと月経つけど、
こんな気配を感じたことはなかったよな。。と、
なんだかへんな気がしましたが、
また編集に戻り、時々後ろを振り返っていました。
4月3日の夜。
知り合いから、ぱんだくんが
3月末に亡くなったと聞きました。
涙があふれて、それ以来わたしは、
ぱんだくんとの間にあった、さささやかな
よかったことを思い出してばかりいます。
またずっと先に、何かのカタチで
つながりを持てると思っていたから、
それが急に途切れて、じぶんの一部を
もぎ取られたような気がします。
こんなに早く亡くなってしまうことが、
もしわかっていたら。
いろいろな事情はあったけれど、ほんわかして
やさしいところは好きだったことを、
この後も元気でやっていてほしいと
思っている気持ちを、伝えておきたかった。
ぱんだくんは、50才で、
四月一日に誕生日を迎えるところでした。
ぱんだくんは、生きようとしていました。
ぱんだくんは、優秀なITエンジニアでした。
議論好きなところと、自分でも想像力がないと
言っていたところの、通じ合えなかった
あれこれで、わたしは悲しかったの。
でもね、童顔で、
ほっぺたが子供のようにふっくらしていて、
仰向けに寝転んで膝を立てた左足の腿に、
右足の脛をかけて携帯を見ている
くつろいだ姿が好きだったよ。
おはようございます♪〜
ゆうかさんですよね?
ブログ始めて、まだ2ヶ月
朗読以外の語りは
しりませんでしたが
引っ越しが終わって、深夜に
編集していと、、、、、。
ゆうかさんですね?
これは、創作詩では、なく
心の声かな?
だとして話しましますね。
以前の朗読の序盤に
ゆうかさん、こんな事
語ってましたね。
後半部分だけ抜粋
、、、、、、
その耐えた辛さを、かならず
優しく包んでくれる人がいる。
打ちひしがれた先に
まだ 温もりのあることを
しりつつ。
まだ4月6日、日は浅いので
いまは、想い出をかみしめて
ください。
しかし、命は、すべての人
平等に閉じます。
まわりを ぐるっと見てください。
貴方を温かく包み込む人たち
ばかりですよ❤️
朗読、銀河鉄道🚃
第二部、楽しみに
待ってますよ❣️ コン爺より。
おはようございます♪
ゆうかです。
創作ではなく、リアルな今の心の声です。
思い出して息が詰まりそうになるので、
久しぶりにこうして書かずには
いられなくなりました。
コン爺さまのコメントの、
平等に閉じます。
の前で、泣けてきちゃいました。
たしかに、この数日、
思い出話を聴いてくれたり、
写真の夜桜を見に
連れ出してくれる友人たちに
温もりを感じています😌
コン爺さまの温かい励ましも、
すごくすごくうれしいです😌💞
ゆうか
♪https://www.youtube.com/watch?v=kJMkPdzZvec&t=4s
同じ辻井さんの「ノクターン」…アイスランド公演より
♪https://www.youtube.com/watch?v=tIw9ecbuwGk
やはりそうなんだね。
銀河鉄道🚂も構成がいつもと違うのは、新たな挑戦かな?
楽しみながら、頑張って
末長く続きますように❣️
そう、新たな挑戦も…
親しかった人も、その人と過ごした場所もなくなっていくから、さみしいけど、意識的にわたしも変わっていこうと思っています。
今朝は、銀河鉄道と重なるような夢を見ました。
「千と千尋の神隠し」に出てくる幻想的な街の雰囲気のする小型飛行機に、ぱんだくんと、20人弱の人たちが乗っていて、機内には橙色の提灯が並んでいたんです。
わたしもそれに乗り込んで、
「このままぱんだと乗っていっちゃうと、ちょっとわたしにはわからないところに行ってしまうから、それは大変なことだけど、ほんとにいいかな…」
と、戸惑っているところで目が覚めました。
なんだか夢と現実と、この世とあちらの世界が、渾然一体です(*^^*)
ノクターン、大好きな曲です。
わたしもちょうど最近、数年ぶりにこの曲の楽譜を取り出してきて、弾いたところでした。
昨夜は、辻井さんの演奏に惹き込まれました。
デ某さまのブログの「補遺」にもしみじみしました