普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

一を聞いて十は目を瞑る・反原発派

2012-02-24 16:40:09 | 菅内閣
 自分達の主張に都合の良い事だけ取り上げ、都合の悪いは目をつぶる反原発派・ごく一部の人達を「市民」と報道するマスコミ
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昨夜寝床の中で急に時事問題をいろは歌留多に纏めたらと思いつきました。
例えば「ろ」「論より証拠・あるなら出して見ろ埋蔵金」などです。
「い」では「一寸先闇の永田町・日本も闇」
「一を聞いて十は目を瞑る・反原発派」
 一は勿論原発事故の大きさと難しさ 
 十は下記のような反原発運動に都合の悪いことです。
・同じ災害に遇っても女川と福島第二はなんとか無事停止した、と言うことは原発事故回避の道はあることを示している。 
・事故原因を潰して行けばそれだけ事故の確率は減る。外部電源の複数化、緊急電源の強化などは政府のガイドですでに示されている。
・日本国内で原発をなくしても、韓国・中国は増強。もしそれが事故を起こせばその被害は偏西風に乗って日本全国に拡大する。
・今年の夏には需要に対する電力の供給は全国平均で9.2%足りない
・既に発表している東京電力に加えて、東北電力、九州電力に電力料金値上げの動きがある。
・電気料金の値上げ、電力への不安で、三井金属工業はマレーシアに工場を建設中など企業の海外移転、産業の空洞化が進む
・空洞化の伴う地もとの地もと経済の停滞は避けられない。
・太陽光などの代替可能エネルギーが10年以内に、原子力に代われる確率はほぼゼロに近い。
・化石燃料はいずれ涸渇するがその時の自然エネルギーでは代替えできない
・原発停止→火力増強に伴う地球温暖化
そのほか今日の読売では電力小売り半数休止、大口顧客の選択枝狭くなっていると報じています。
その理由は電力会社や時価発電の余剰電力を仕入れて販売していたのが、原発の停止で電力会社が外部への卸売を絞ったためとされているようです。
反原発の人達は火力でも全国の需要を賄えると言いますが、表から算術計算しただけで、法的な定期検査、火力発電所の老朽化とそれに伴う発電量の低下など、自分達の主張に都合の悪い事は口を潰しています。
反原発などを称える所謂左派と言われる人達の特徴は、自分の都合の悪い事は言わない事と、反原発に批判的な人が同数か多数を占める集会やテレビなどに出ない事です。
何故なら彼らの主張の上記なような弱点には元々目を瞑っているので反発できないからです。
私は反原発の人達が、原発停止に伴う日本経済の低迷もそれが及ぼす国民への影響も、地球の温暖化も国民の生命を守るためには総て辛抱しようと言うのなら、そして東北の瓦礫処理を全国で分かち合おうと言うのなら、それなりの理屈もあり考え方もあると、国民も納得し覚悟を決める人もでるかも知れませんが 、そのような発言を聞いたこともありません。
彼らがネットで活躍するのは140字の制限のあるツイッターだけ。
政治ブログランキング100位以内の人達で、原発漸減を言う人はいても、即時   停止など言う人は何人いるでしょうか。
 彼らの強みは
・同じ考えを持つ人や左翼系の団体をかき集められる動員力を持つ事
・強い行動力と発言力、身分を隠したメールの多用です
ごく一部の左翼系の人を「市民」一括りで報道するマスコミ
・そして彼らの言動をマスコミが伝えてくれること(マスコミが権力側と考える人達の言動は余程批判的なもの以外は伝えてくれないのに)
・そして彼らを「市民」の言葉で伝えてくれること(例えば左翼系の団体など構成、地方団体のへの反対のメールには地域でない人か地域の人のメールの10倍近くあったなど報道しない)
 そしてテレビや新聞は「市民」の猛烈な抗議などと、関係地域の市民や国民全体の動きのように伝えてくれます。
 それで原発をもつ地方団体の首長としてはつい声高な(本当は外部の人が殆どの)「市民」の声に押されてしまうのです。
 私の川柳で「声高の方へ流れて行く会議」と言うのがあります。
 原発即時停止を訴える少数の人の大きな声が、 (世論調査で明らかなように)原発漸減と言う堅実な人達だが物言わない大多数の声を圧倒しているのが、原発問題の早期解決を遅らせているのだと思います。
 前にも似たことを書きましたが、近くのスーパーないの本屋の週刊誌の扱いです。
 週間朝日の発売日には6冊、週刊文春と同新潮は各30冊、近頃健闘が目立つ週刊現代は15冊程度が毎週続きます。
 週間朝日は新聞でもう言い分は判っているからと言う理由もあるかも知れませんが、それにしてもこの差は朝日の左がかった考え方へ無言の反発のような気がするのですが。
 それにしてもせめて原発漸減、同輸出賛成の読売や産経は原発反対派の構成など解説記事でも分析してみてはどうでしょか。

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