普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

放射能の基準の見直し

2013-02-26 14:28:26 | 電力、原発

・反原発の空気の中で意識的に厳しく決められた放射能基準・空気に流されず、レッテルを貼るのはやめよう・自分の眼で見、自分の頭で考えよう
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読売新聞が24日の社説の原発風評被害 放射能の基準から考え直せで、民主党政権が放射能の基準を厳しくしたことで、原発の風評被害が福島県民を悩ませているので、放射能の安全基準について政府は根底から考え直すべきだ。と主張しています。
その要旨は・福島県産の農産物は、検査で安全を確認し出荷されているが、価格を安くしなければ売れない。流通量もなかなか増えない。
・野田政権は政府の放射線審議会の反対を押し切って、食品中の放射能基準を海外より厳格化した結果逆に食品の信頼回復は進まない。
・法的に放射性物質を扱う施設の管理基準に過ぎない年1ミリ・シーベルトを野田政権が年1ミリ・シーベルトの被曝線量を安全と危険の境界線とした。
 国際放射線防護委員会(ICRP)も、年1ミリ・シーベルト以下が望ましいとしているが、100ミリ・シーベルトまでなら明確な健康影響は検出できないとの立場だ。
・1ミリ・シーベルトでの線引きは、16万人近くの避難者の帰還を遅らせる要因にもなっている。
・ICRPは、被災地の復旧過程では、年20ミリ・シーベルトまで許容し、可能な範囲で年1ミリ・シーベルト以下にするとの考え方を示している。
・細野環境相(当時)は、1ミリ・シーベルト以下への除染を強調した。ICRPの考え方は、住民の生活確保と除染の両立だが、除染が偏重される結果となった。
・政治の誤ったメッセージと言えば、泉田裕彦新潟県知事も同様だ。柏崎市、三条市が岩手県のがれきを一般ごみとして処理したことを「犯罪行為」と非難した。しかし、がれきの放射能は県内のごみと変わらない。首長が風評被害を増長させては困る。
と言うことです。
[私の意見]
 私は当時上記の報道がなされたとき、原発は悪だ、放射能は怖いと言う空気が国内に充満したときこそ、「空気」に流されやすい日本人の国民性から考えて、政府は第三者の専門機関の基準に従うべきだと書いていましたが、読売新聞を含むマスコミ、ネット上でも政府の決定に対する批判はみることが出来ませんでした。
 まさに良識の機関であるべきマスコミも素人の私でも判ることを伝えなかったのは、その販売数に影響も考えて、国民の空気を無視出来なかったのでしょう。
 読売の主張は正論です。
 然し自民党政府が放射能の基準を緩めることは難しいと思います。
 何故なら今でも国民は放射能は怖いから健康に被害がなくても少しでもレベルが低い方が良いと思い、その国民感情を利用して反核、反原発派の某ノーベル賞作家や山本太郎さん、泉田裕彦新潟県知事、社民党の福島さん、共産党などが国民を煽り立てるからです。
 そして福島県民の言われない風評被害による苦悩はこのまま続くのでしょう。
 私は読売の言うように自民党政権が頑張って基準を見直し、住民の方々の早期の帰還と、風評被害の早く無くなることを期待したいのですが。
 たまたま環境ジャーナリストの石井孝明さんによる福島で人は住めない」--放射能デマ騒ぎの悲しい結末 と言う文章を見つけました。
 正義感の強い真面目な環境関係の雑誌経営者だが、思い込みが強くて原発、放射能は悪とばかりに、原発廃棄のためにツイッターなどでデマをまき散らし、結局は雑誌経営まで危うくなっていると言う話です。
サブタイトルは・放射能デマは何故許されないのか・嘘は身を滅ぼした・リスク認識に私たちは囲まれる・信じられないと学ばないことは危険の第一歩などまるで諸行無常の平家物語を見るようでした。
 何しろ雑誌編集者の正義感に駆られた、目的達成のための手段を選ばぬ動きが、結果として自身の破滅の道を辿ることになり、読売が指摘したように結果的に福島県民に大迷惑をかけているのですから。
 もし読まれていない方がおられましたら、是非ご一読をお勧めします。
 日本人の中にはレッテルを貼るのが好きな人達います。
 原子力村として原発に関わってきた人達を原発政策の立案実施から排除、(原発は危ないから地域に多額の支援をしているのに)原発安全神話、東北のガレキは全て危険としてそうでないことを証明しても眼を瞑って広域処理を反対などなど。
 そして東北復興を妨げ、風評被害をまき散らして福島県民に迷惑をかけているのです。 
 その極端な例が石井さんの紹介した某雑誌経営者の漫画チックな動きと本人と福島県人の「悲しい結末」です。
 そうした空気に流された民主党政権。
 そして普天間問題や、当時私が言っていたように東京都に買わせておけば良かった尖閣問題と同様に、放射能限度見直し作業にも物凄いエネルギーが要ります。 
 完全にフリーな立場の私たちは、空気に流されず、物事にレッテルを貼らず真っ直ぐに物事を自分の眼で見て、自分の頭で考えたいものです。

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追記:たまたまツイツターで下記のようなツイートを見たのでご参考までに。
アクビさん:国民がみんなテレビに突っ込みいれられるようになったら、日本は即立ち直ります。これだけは私は断言したい。まず勉強して自分で調べることから始めないと。政治のことを勉強するには国会質疑見るのが一番だと思います。 #マスコミ断罪(16.00記)


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