[強化された野田改造内閣]
野田改造内閣が発足しました。
問題閣僚の前任者との比較 (敬称略)
・副総理:無し→岡田克也、原理原則主義者で不退転の野田さんとの名コンビが出来るかも
・防衛相
一川保夫:「安全保障に関しては素人だが、これが本当のシビリアンコントロールだ」、「ブータン国王が来て宮中で催し物があるが、私はこちらの方が大事だ」、「「少女「乱交」事件」正確な中身を詳細には知らない」など軽率な発言
→田中直紀:一川さんと同様に防衛には素人だが、参院外交防衛委員長経験、今まで目立った失言などなし
国家公安委員会委員長、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全、拉致問題担当)
山岡健治:公安委員会が眼を付けているマルチ商法を推進として批判されるなど多くの問題発言などあり
→松原仁:拉致議連事務局次長、民主党内右翼、これと言った問題発言無し
・法務相
平岡秀夫:米軍岩国基地への空母艦載機移駐に「反対」と述べ、野党から「閣内不一致」と批判、死刑執行せず「責任放棄」の声、北朝鮮よりの言動、民主党内左派
→小川敏夫
死刑執行積極的な発言
上記の主な交代者の比較を見ても判るように、誰が見ても首を捻る前回の内閣よりかなりしっかりしたものになっています。
問題は小沢さんとは天敵の岡田さんが副総理になったので、尚更増税反対の小沢グループは内閣の足を引っ張りそうなことなど言われていますがその他の評価は省略します。
唯一つ言えることは野田さんの本気度が見えてきた今回の改造で、内閣や民主党の支持率が上がりそうなことです。
[自民党へ]
問題はこれに対する自民党の動きです。
読売は「野田改造内閣一体改革実現へ総力を挙げよ」の社説で、 一方、自民、公明両党は、野田改造内閣の「一体改革シフト」にどう向き合うのか。対決姿勢を取るばかりでは無責任に過ぎよう。
日本は震災復興、原発事故への対応をはじめ、様々な危機に直面している。消費税率引き上げによる財政再建は急務だ。
自民党の谷垣総裁は、「消費税率10%」は自民党の公約で、その実現は「国家国民にとって焦眉の急」だとの認識も示している。
それなのに、民主党が政権公約(マニフェスト)で消費税率引き上げを約束していなかったことを理由に、「ウソの片棒を担ぐことになる」と協議を拒んでいる。
結局、国政より党利党略を優先しているだけではないのか。
自民党内には、与党と協議すべきだという主張も少なくない。
自公両党は批判だけでなく、長年政権を担った政党として責任を果たさねばならない。それが、政権復帰への近道にもなろう。と自民党の責任を追求しています。
谷垣さんも当初の「断固としての増税問題での審議拒否」から少しづつ変化しているようですが、今日現在の報道で見る限りでは、野田改造内閣や民主党の支持率が上がることはあっても、自民党の支持率は民主党の支持率を追い越せない所か、前回より下がる可能性のほうが高いような気がします。
自民党も
・民主党より先に消費税増税を唱えていることから審議拒否などすれば支持率が落ちるかもしれない事
・そうかと言って民主党政権の惨状や党内の分裂で政権奪還の好機であるのに、消費税増税の協議に応じて、瀕死に近い民主党を結果的に助けることになる
と言うジレンマがあるのは良く判ります。
然し読売の言うようにここは緊急事態の日本のために前向きに対応すべきと思います。
私はそうすることが自民党の支持率を上げることになるし、たとえ野田さんが自民党のお蔭で増税に成功しても、次の衆院選では自民党が勝つと思います。
何故なら民主党のマニフェストの殆どが現実離れをしていたこと、政権党としてはいかに未熟であったことを国民が知ったからです。
もう一つ次期衆院選で勝利を確実にするためには、何度も書きますが、何故惨状の民主党と変わらない支持率しか取れないか、総裁の谷垣さんが「期待する総理」としていつも低位にいるかの世論調査を参考にして対策を立てること。
自民党が過去の敗戦の理由をいかに辛くても見直し、その体制や政権のやり方をすっかり直して、国民の自民党アレルギーを取り除くことです。
自民党は元政権与党として政局ばかりに走らずに、大局的の見地にたち、そして党内の体質を一新すべきだと思います。
野田さんは昨日、
・岡田さん起用に対する党内の反発について「誰かが何かのポジションについたら引くよなど了見の浅い政治は止めたほうがいい」
・「耳当たりのいいこと国民の歓心を買う政治でなく、つらいテーマしっかり訴えたい」
・「自民党でも正々堂々と議論した方がいいと発言する有力な政治家もいる。野党も状況によっては気持ちが変わる可能性がある」
など言ったそうです。
彼がこのような「本気度をしめす(と国民に思わせる)言葉」をこれからも言い続けると思いますが、自民党はどう対応するのでしょうか。
自民党い今こそ腰を据えてしっかり考えるべきと思いますが。
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これは西洋の支配層が考えて、「人知こそ大切、自然は征服できる」と庶民を洗脳するために作ったのだろう。ま、コロッと洗脳されるものだ。
天上には龍がいて、そのアドレスをソクラテスとか老子とかは知っていて、大いなる叡智を貰っていたのだろう。クラウドみたいなものか?
天上の龍から幸運を貰うには、さしあたり、1月23日を祝おう。これが自然の正月だ。
自然の暦に戻れば、国家の運も向上するだろう。
医療、ありとあらゆるものが人知によってもたらされたものですがねえ・・・。
ま、がらがらポンをやろうと、努力しようと、放って置こうと、結果は同じことになる。
人の幸不幸も、国家の幸運、不運も”天から降って来る”と思ったほうが結果はよいことが多い。
ま、幸運が降って来ることを願って、妨げになる霊を鎮魂することだ。ロシア外交が何もできないから、アッツ島の沼に投げ捨てられた兵士の遺体(遺骨か)は、そのままだ。これじゃ、幸運は降ってこないわな。
手直しで、修正できるならするに越したことは無いでしょう。
次の衆院選で自民が勝つことはない。自民の支持率も民主と変わりはない。それこそ、”現実離れ”した予想だ。
要するに、自民も民主も経団連も官僚もマスコミも”見限られている”ということだ。
人間には、収入の範囲内で欲望を抑えることのできる人と借金をしてでも欲望を満たす人がいる。今のリーダー達は、ほとんどが、借金しても欲望を満たすことがよいと考えている人たちだ。だから、消費税を上げても、すぐ規律が緩み、さらに、借金を重ねる。庶民から収奪しても財政破綻は避けられない。何もしないほうがましなのだ。