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ついに、新版資本論が発売されます。現在の版は第一巻で挫折でしたが、理論部分は難しいのですが当時の労働者の状況が生き生きと書かれているところはとても面白かったです。
それ以後、不破哲三さんが、部分的にエンゲルスの編集の弱点やレーニンの理論の問題′、スターリンの全面的批判研究、マルクスの理論の発展過程の解明など、発見整理された文献をもとに、時々に書いてきており、資本論の編集見直しは必然と思っていました。
これは、たんなる学術書ではなく社会変革・人間の自由な発展が保障される未来社会へ一歩一歩進もうとする、日本共産党と日本人の運動の実践の書です。だからこそ、エンゲルスも気づかなかった、マルクスの苦闘と意味を掘り起こすことができたのではないでしょうか。資本論は何がすごいか、資本主義の肯定的理解の中に、資本主義の没落の必然性を解明したこと、 資本家が資本主義を維持しようとすればするほど、未来社会を建設する人々を育てざるを得ないことなど、肯定の中に否定があるということは、目から鱗でした。
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