東大生がその知識、頭の良さを存分に披歴する
「東大王」というテレビのクイズ番組がある。
その知識のほどに浅学非才の我が身は、ただただ頭を下げるのみ。
時に少々鼻白んでしまうこともある。
「世の中には、頭の良い人がいるものだ」と感心するばかりだ。
~天才歌手・美空ひばりの「悲しい酒」をどうぞ~
「ギフテッド」と呼ばれる人たちがいる。
先天的に平均より高度な知的能力を持つ人で、
IQが130以上というのが一つの目安になっているとか。
Facebook創設者のマーク・ザッカーバーグしかり、
マイクロソフト創設者のビル・ゲイツしかりだ。
そんなギフテッドが日本に何と250万人。えっ、と驚いてしまった。
きょろきょろと周囲を見回せば、うーん、どうやらそんな人はいないな。
太田三砂貴さん
太田三砂貴さん。この人はIQが日本歴代最高の188なのだそうだ。
1歳の後半でローマ字を、3歳の時には漢字を書き始め、
小学生でアインシュタインの相対性理論を理解できたというから恐れ入る。
現在、琉球大学の学生で学業のかたわら、
芸能プロダクション・映画・番組制作・イベントの企画運営
などを手掛ける会社を設立、多方面でその才能を発揮している。
大川翔さん
それから大川翔さん。9歳でカナダ政府からギフテッドに認定され、
14歳でカナダの5大学に合格したという天才だ。この逸材を巡り各大学が
高額の奨学金を提示して争奪戦を繰り広げたという。
現在、慶応大学大学院に在籍中。彼もまた、テレビ番組制作会社を設立している。
まだまだ、天才たちはたくさんいるのだが、
あえてもう一人紹介すると「ひふみん」と親しまれている
棋士の加藤一二三さん。彼も天才だろう。
中学生の14歳でプロ棋士となり、次々と史上最年少記録を塗り替え、
「神武以来の天才」と呼ばれた。
とにかく、その抜群の記憶力は信じがたい。プロ生活63年間における
すべての対局の棋譜を間違いなく思い出せるというのだ。
その加藤さんの後を藤井聡太7段が追っている。
やはり中学生でプロ入りし、すでに2つのタイトル戦の挑戦権を勝ち取っている。
彼もまた天才であろう。
加藤一二三さんと藤井聡太7段
いやはや恐れ入るばかりだ。ただ、彼らには飛びぬけた存在であるがゆえの、
さまざまな悩みがあるようだ。
同級生からは「お前、宇宙人か」みたいに特別視され、
人間関係のストレスから体調を崩すなどし、
その結果不登校となってしまうケースも多いという。
NHKがギフテッドに関する番組を放送、
その中で彼らにアンケート調査したところ、
9割の人が何らかの生きづらさに悩んだと答えている。
天才であっても、凡才であってもこの世を生きていくのはなかなかに難しい。