子供の頃、ファーブル昆虫記を夢中で、読んだことを想い出す。もう10数年も昔のことだったろうか、玄関の軒先に、あるとき、ものの見事に、まるで、一夜城の如き、それは、立派な蜂の巣が、しかも、その模様たるや、芸術的な文様で、陶器のような趣が感じられる程だった。ある日、その蜂の巣のしたの穴からだろうか(?)白い芋虫のような蜂の子が、落ちているのを視たことがある。戻すに戻せず、結局、死んでしまったのであろうか?どのくらいの期間を費やして、作られたのか、皆目、分からないが、写真にとって、しかも、空き家になった巣を、今でも、保存しているが、その後、そのような蜂の巣を目にすることはなくなってしまった。泥で、出来ているのではなくて、何か、粘っこい粘液質の者で、その巣は、出来ている。サッシの隙間に、どういうわけか、泥蜂が、今年の夏も、巣を作り始めて、せっせと、青虫などを餌やりに、忙しく、飛んでは去り、又、飛んで来てを繰り返している。子供が使っていた植物図鑑では、とっくりバチの一種のようなものだが、あの芸術的な巣を作ったあのハチは、どこへ、消えてしまったのだろうか?写真と巣だけが、手許に、残っているが、、、、、、。