東日本大震災が、奇しくも、サプライ・チェーン・マネージメントの重要性を再認識させたが、ロジスティック・システムも、一時的な断絶から、今では、素早く、立ち直ったようである。確かに、経済の動脈・静脈と謂われる訳である。かなりの山奥まで、今や、宅急便のネット・ワークが、完備されている。深夜、高速道路を走っていると、大型トラックが、何台も、隊列をなして、走り去っていく。昔は、上野から、仙台へ、出張するときには、3段蚕棚の夜行列車と相場が、決まっていたが、今や、新幹線での日帰り出張も当たり前になったし、又、新幹線の席が取れないときには、その昔、列車食堂に乗り込み、3時間余りも、ビール片手に、車内(社内)ミーティングを、ずっと、上司とやったものである。今や、新大阪までは、N-700系の「のぞみ」で、2時間半余り、ずっと、無線LANで、メールのやりとりをして、時間を無駄にすることは無い。仕事をしているときには、見本を送る際に、一分一秒でも、早く、着くようにと思っていたが、セミ・リタイヤーしてからは、友人・知人に、贈り物をするときに、「時間指定は、如何がされますか?」と問われると、少々、戸惑ってしまう。「そちらの都合で、、、、、」と言ってしまう。贈ったことを連絡しようと、何かの拍子に、2日ばかり、忘れていると、突然、お礼のメールが、先に、舞い込んできてしまうことも度々ある。「そんなに、急いで、どうするの?」、「こちらは、急いでいないのに、、、、、」と、急いでない分、時間が少々掛かっても、料金が、安くならないのかと、、、、、。外食の(早い・安い・うまい)ではないが、逆に、(遅い・安い・時間指定無し)とか、こんなサービスが、ないだろうか?経済的合理性を追求するのを否定する訳ではないが、、、、、、。Quick Response, Just-in-time, Time Management, etc.これらの言葉が、懐かしく響く。