小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

長野県産農産物のタイ向け輸出が可能になりそうでである:

2013年12月14日 | 社会戯評
長野県産農産物のタイ向け輸出が可能になりそうでである:
昔、海外出張すると、現地の空港に降り立つと、その瞬間に、例えば、金浦空港であれば、キムチの臭い、台北だと、中華料理の油の臭い、さしずめ、タイであれば、グリーン・カエーの味だろうか、もっとも、羽田は昔、たくわんの臭いがしたとか?、本当だろうか?アレルギー性鼻炎の私には、よく分からないが、金浦空港では、納得したことがあるのを覚えている。もっとも、ODAなどの支援によって、巨大な近代的な空港の設備が整うのに従って、そうした独特の各国の臭いは、今や雲散霧消してしまったようである。それでも、街中の場末を歩いていると、こどもの頃に感じたような脳裏の片隅に残されたかすかな臭いが、香りではなくて、ある種の臭いであろうが、それに似たような感覚が蘇るのは不思議な話である。何でもかんでも、日本の食のオリジナリティーを自己主張して、世界基準にするのではなくて、国内のニーズと現地の異なるニーズを把握・共存させれば、相互補完作用も可能ではなかろうか?なかなか、今回は、面白い経験だったが、それにしても、「狭い世界」である。驚くべき程、奇縁と云うほかないアナログの人間関係である。詳しい話は、さておき、県産農産物の輸出が可能になる道筋だけは、どうやら、開けそうである。更には、これを利用して、ベトナム等へのタイからの供給も将来は、三国経由で、可能になりそうである。「もうそういう時代よねぇ!」と九官鳥に言われてしまいそうである。現地での輸入の手続き、非関税障壁など、これを一つ一つ、険しい「謎解き」をしてゆけば、極めて、ニッチな市場であっても、貿易が可能であることが、分かったし、どのようにすれば良いかと言うことが認識・紐解けた。謂わば、草の根の貿易ボランティアお手伝いである。取りあえず、数量は別にして、来年度は、おおいに楽しみである。年寄りの知的好奇心が刺激されよう。おそらく、生鮮果物だけでも、5-7種類をターゲットに、出来そうである。これに、時間を掛けて、加工商品を、着実に、加算して行ければ、十分、年間を通じて、ブランドとマーケティングをしっかり確立してゆけそうである。「小さな風穴」があきそうであることは確実であろう。もう、補助金などに、依存しなくても宜しいではないか?現地では、今年、小諸の読書の森に、海外ウーファーにきたFBのプーちゃんと逢えたし、又、何と投宿したホテルに、偶然、その幼な友達が働いていて、しかも、来春には、日本に、一年間語学留学するそうで、一緒に、一時の日本食を愉しむこともできたのは、嬉しい限りである。それにしても、いつも、女房殿から言われている、「いただきますを何故、食べるときに言わないのか?」というお小言を、まさか、タイ人から、同じことを指摘されようとは、実に、不覚であった。女房殿にそのことを話すと、「だから、言ったでしょう!」と大目玉を食らってしまったのは、おまけである。