小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

中国船による小笠原密漁に考える:

2014年11月17日 | 社会戯評
中国船による小笠原密漁に考える:
如何せん、拝金主義者との闘いでは、初めから、勝利はない。しかも、国際的なルール、例えば、ウミガメの保護のために、網の規制を国際ルールで規定したような資源保護のルールが、出来ない以上、どんなに、罰金や、厳しい法的な規制をしても、難しいであろう。GPS記録とか、採取場所の記録、船体の記号化、網の基準、操業時間の共通化など、結局、資源保護を伴わない限り、結局、互いの、と言うよりも、一方的な日本側での反中国感情だけが、ますます、強まれこそすれ、弱まることは決してないであろう。食品のトレーサビリチーではないが、珊瑚の捕獲についても、サイズ他、DNA分析も含めて、トレーサビリティーがなされなければ、一向に実行性を伴わないであろう。(実際、中国製の鰻の蒲焼き他、この仕組みが既に、かの国でも、構築されているはずである)台湾・中国・韓国などを主たる関係国として、外交的に、世界的な情報発信をしてゆかなければ、日本は、外交的にも、商業実質ベースでも、勝利することはないであろう。拝金主義者に、罰せられても、それをカバーして余りある程の莫大な利益を得られるという確信が消えない限り、決して、止むことは無いであろう。何せ、1回で多額な利益を産む以上は、、、、、、、、。供給側のみならず、販売・卸流通の段階でも、トレーサビリティー他、厳格な国際的な規制が施されない限り、そして、ニーズがある限り、供給源は、絶たれないことになる。それにしても、中国当局も、こんな傍若無人な振る舞いを政治的に、許していたら、或いは、意図して、実行していたとするならば、本質的に、対中国感情の依然として悪化を食い止めることはないであろうに、一体、その背後に隠された意図は、何処にあるのであろうか?昼間、日本漁船が漁をした軌跡を辿って、夜間に、一網打尽に絡め取るような相手では、どんなに、中国語で冷静に訴えても、埒が明かないであろう事は、これまでの相手の反応を見てもわかろう。唯一残された途は、国際的な共通ルールと同じ土俵の上で、相互監視システムを構築して、実施できる国際会議なりを、開催しない限り、無為な追いかけごっこに、終始することになるであろう。日本という国は、本当に、こういうことを海外に向けて発信することが下手くそな国にいつからなってしまったのであろうか?