小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

自動車保険に考える:

2016年04月13日 | 社会戯評

自動車保険に考える:

従来ならば、車を買ったディーラーから、進められるに任せて、自動車保険も、高い保険料を支払っていたものであるが、最近では、ネット・アプリで、簡単に、同一条件であれば、何処の会社が、自分にとって、一番安いかが、比較して、見られるサイトもあるようである。そんなことで、距離分だけを優先して、少しでも、安くあげようとあの手この手のネット勧誘やCMであるが、何でも、自動運転が部分的にでも、可能になってくると、大分、事情が異なってくるらしい。確かに、自動ブレーキ、車線変更、縦列駐車、バックモニター、自動点灯装置など、或いは、ドライブレコーダーとか、ハイテク化されてくるに連れて、当然事故リスクも、低減してくるのかも知れない。運転履歴や走行中のビッグデータの解析が可能になれば、ここのドライバーに応じた個別の保険料の算定と云う事も夢ではなくなろうとしている。もっとも、GPSで、すべての草稿場所と時間があからさまになると困る人間も間違いなく、出てくることは確かであろう。知らぬ間に、こうしたビッグ・データの解析が、女房殿の手許に送られてくると謂うようなサービスも、まんざら、遠い将来の話ではなくなるであろう。もう、今日では、一定の基準や、決まり切った型どおりのクライテリアでのみ、安全性とか、事故リスクの予見を解析する時代が過ぎ去ろうとしているのかも知れない。こうなってくると、それこそ、生命保険等も、間違いなく、日常生活でのビッグデータが、例えば、何を食べて、どのくらい酒を飲んでいて、煙草を何本喫っていて、家族の病歴データから、Aiを活用して、健康年齢ならぬ余名を、算定して、保険料を弾くとか、、、、、様々な応用が、無限に拡がってくることになるのかも知れない。それに比べて、カントリー・リスクとか、貿易リスクとか、地政学的リスクなどは、まだまだ、アナログなのかも知れない。少々、考えさせられてしまう。