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猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

映画 「猫とじいちゃん」

2019年03月11日 10時16分01秒 | 映画
       ↑ 館内ポスター

猫好きとしては 猫が出てくる映画 は全て見たいです。
それがお気に入りの NHK「世界ねこ歩き」の岩合光昭氏が初めて映画監督に挑戦したものと有れば見ないわけにはいきません !
同じく猫好きの年上女性友人と 新宿バルト という映画館にて見て来ました。

          ↓ 写真に撮ると本当にいるみたいね。



主役の タマ役 ベーコンちゃんです。
本当に 役者さん でした。



大吉じいちゃん役は落語家の 立川志の輔さんです。
ほのぼの感が出てます。

     映画.comのページ → ねことじいちゃん

こちらの原作はマンガで、私は以前ウェブ上で少し読んでました。
それが割合早く映画になって嬉しいです。
お話は ねこさんがいっぱいいる島の日常 が住人の人生と共に、のんびりまったり描かれています。
猫ちゃんをいっぱい見て癒されたい方はぜひぜひ。 (*'ω'*)
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デビュー70周年記念企画 「京マチ子映画祭」

2019年03月03日 14時10分05秒 | 映画
         ↑ パンフレット。

以前「若尾文子映画祭」や「市川崑監督特集」、さらには「雷蔵祭り」など魅力ある企画を次々に打ち出している 角川シネマさん が、「京マチ子映画祭」を企画してくれました。
場所を有楽町駅前のビックカメラ上(読売会館8階)に移してからは初めて行きました。
元の新宿の劇場の方はアニメ専門館になったようです。

      角川シネマ有楽町のHP → 角川シネマ有楽町

         ↓ パンフレットに映された マチ子さん の美麗な事。

         

         

         

京マチ子と言えば、私の年だとヴェネチア国際映画祭グランプリ、アカデミー賞名誉賞などを受賞した「羅生門」。
同じくヴェネチア国際映画祭で次点ながらグランプリ該当なしの為事実上のグランプリやカンヌ国際映画祭でグランプリを取った「雨月物語」の主演女優としてグランプリ女優の名を欲しいままにした大女優と認識しています。
しかし、今回の映画のラインナップを見ているとそれだけではない 京マチ子 のいろいろな魅力が見られるようです。

で、今回最初に見に行ったのは、巨匠小津安二郎監督が大映で唯一メガホンを取った「浮草」。
4K復元された綺麗なフィルムで見られました。

マチ子さん35歳、旅回りの親方の女房的立場の女優を演じています。
「赤城の山も今宵限り ~ 」
なんて舞台でやってますが、旅回りと思えない美貌過ぎ !
助演の 若尾文子さん も可愛くてドサ廻り女優にはとっても見えないんですが。

内容は人情物と言うのか、志摩半島の漁村を舞台に旅回り一座と、その座長と曰くありげな親子、など様々な人間模様を格調高く描いた文芸巨編となっています。
座長役の 中村鴈治郎 が現在を生きる我々から見ると 勝手な男心 を嫌味なく演じていて失礼ながら笑ってしまいます。
ラストがやっぱり味わいが有っていいな~。
マチ子さん、美貌だけでない演技力を見せつけてくださいます。

今後は谷崎潤一郎原作、市川崑監督のスタイリッシュな「鍵」
黒澤明監督の傑作、日本人なら一度は見なくちゃの「羅生門」
大映初カラー作品、カンヌ国際映画祭を制した「地獄門」
愛新覚羅浩の原作「涙のベストセラー」を監督田中絹代、脚本戸田夏十、主演京マチ子と女性布陣で描いた「流転の王妃」
江戸川乱歩原作、三島由紀夫劇化、最近も舞台で見られる「黒蜥蜴」
若尾文子映画祭の時も見たけれど、もう一度見たい雷蔵主演の「ぼんち」
等を見に行きたいと思っています。

これからも雷蔵や若尾文子の特集をしてくれるそうなので、都合がつかなくて見られなかった映画も見られそうで楽しみです。
コメント (2)
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映画 「ボヘミアン・ラプソディ」

2019年02月07日 17時03分17秒 | 映画
         ↑ 2回目応援上映で貰ったシール。
        
    映画-Movie Walkerのページ → ボヘミアン・ラプソディ

クイーンは、自分の世代的にはばっちりなんですが、リアルタイムではそんなに好きというほどではなかったのに("^ω^)・・・
同世代の友人も誘ったのに フレディ好きじゃない と一緒に見るのを断られたのに。
当時日本の女子はタイツ姿のフレディに引いたんではないかと。

はい、はまってしまいました。
と言っても本日3回目、IMAX版を見て来たばかりです。
最初は一人で封切り直後に話題の映画だから、という理由で。
2回目は 胸アツ応援上映 を先ほどとは違う友人と。
3回目、迫力満点のスクリーンのサイズ・音響ともばっちりの本日、と堪能しましたがまだ見たい。

初回は特に映画について調べず見ました。
昔ミュージックライフなどの音楽雑誌で見た クイーン の面々がそっくりでまずびっくり。
ブライアン・メイ(グウィリム・リー )超々そっくり~ ! 仕草まで似せてる。
ぎゃー、ロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)本人より可愛くない ?
渋めで最初のうちは似てないと思っていたジョン・ディーコン(ジョセフ・マッゼロ ジュラシック・パークの子役)が髪の毛短くしたらクリソツに ♪
フレディ・マーキュリー役の ラミ・マレック が一番似てないじゃん、後5㎝足が長かったらね~、とか気楽に見てましたが、最後はフレディにしか見えないように。

2回目は応援上映で、曲が入ると下の方に歌詞(英語)が出てみんなで歌えるようになってました。
それまでにウェブで映像やらクィーンについて調べて行ったので映画についてのエピソードを楽しむことが出来ました。
これねー、2回目3回目見る人は調べると大変面白いです。
あの有名人がカメオ出演していたり、敵役の役者がクイーン大好きのあの監督でセリフが笑えるだったり、フレディのマイクパフェーマンスはここからか~と納得したり。

3回目の今日も小ネタを楽しみつつ、大迫力を楽しみました。
次回からはブライアン中心に見よう、とかいやいやロジャーを追っかけなきゃとかまだまだ見る気満々ですわよ。
しかし劇中何度も泣かされますが、エンドロールの最後に流れる The Show Must Go On の歌詞の内容 「命ある限りショーを続けなくては」に再度泣かされるのは私だけではないはず。

最初に見た時からウェブ上でクイーンの動画を探し、家でもずっと聞きっぱなし、見っぱなし。
たぶんうちの黒猫は日本で一番 クイーン を聞いている黒猫だと思う。(笑)

  ↓ お薦めの動画、音源を。

伝説の、1985年ライブエイドの映像 → Queen - Live at LIVE AID 1985/07/13

その ライブエイド の実際の映像と、映画で再現された映像を左右に配したもの。      ↓
      
Queen Live at LIVE AID Side By Side with Rami Malek/Bohemian Rhapsody (2018)

小林克也氏が解説している、来日映像の入ったもの → ベストヒットUSA QUEENスペシャル

ランキング形式のもの → Queenの人気曲ランキング【2019】

昔々、NHKで放送された「ヤングミュージックショー」の映像。画像は荒いです。  → Queen NHK "Young Music Show"

バラードばかり集めました。 → Queen - Ballads [1 hour long]

これもなかなかに。
真ん中少し前にブライアンやロジャーも歌っていて、二人のカスレ声も素敵。

ボヘミアンラプソディのレコーディング秘話    ↓

クイーン ボヘミアンラプソディ pv レコーディング メイキング 日本 字幕 日本語訳


まだまだ探すと興味深いインタビュー映像とかがいっぱいありますので、探してみてくださいね。
何時になったら クイーン熱 冷めるのかな~。
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おとなの大映祭り

2017年07月11日 21時06分31秒 | 映画
大映映画の企画上映をよくしてくれる 角川シネマ新宿さん で、もう御終いですが「おとなの大映祭」やってます。     ↓ 

    6月24日(土)~7月14日(金) おとなの大映祭

大映創立75周年記念企画ということで、大人向けな映画が並んでいます。(^_-)-☆
谷崎潤一郎原作の「痴人の愛」は1949年作成の京マチ子・森雅之編、1960年作成叶順子・船越英二編、1967年作成安田道代(大楠道代)の3作も上映されてました。

     ↓ 作品情報

    おとなの大映祭 作品情報



     ↓ チラシ中。



私は見たいものと日時がなかなか合わずに、やっと好きな 若尾文子さん 主演の 「不倫」を見ることが出来ました。

この題名、今の私たちの考える 不倫 とはちょっと違うんですよ。
正妻役の 文子さん なんかなかなか同居もできないし、作品後半にやっと籍を入れてもらっているし。
いうなれば三角関係とか、妻妾同居とか、そんな内容です。
でもドロドロしていなくて、女同士仲良くなっちゃっているし。
ちょっと 市川崑監督作品の 

     市川崑映画祭 2 「黒い十人の女」

の雰囲気あり。
若尾文子さん扮する主人公の 一見女らしく優し気でヒステリックな演技 が後になるほど怖い恐い !

この企画はもう14日で終わりですが、12月には「大映女優祭」が開催予定ということで、前に見損なっていた良作をぜひ見ようと思っています。

同じ日、同じ映画館で おディーン様 の 「結婚」やっていたので午前中に見ちゃいました。
想像していたのとちょっと違ったけれど、良かったよ !
ディーン・フジオカさんのご尊顔を眺めているだけでもうっとりでしたわ (^◇^)
この人『ラストエンペラー』で愛新覚羅溥儀をやったジョン・ローンに似ているわね。

     ↓ 入るときもらった 絵葉書



も一つ !
2017年秋公開      ↓ 

     劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち

猫好きには見逃せないでしょ !



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溝口健二&増村保造映画祭 角川シネマ新宿

2017年01月07日 14時18分54秒 | 映画
    ↑ 会場に貼ってあるポスターの数々

     ↓ 他のポスター







    ↓ 上映作品紹介









    ↓ 会場フロアのエレベーター扉







角川シネマ新宿にて12月23日(金)から1月26日(木)まで、溝口健二&増村保造映画祭が開催されています。

     ↓ パンフレット



     ↓ 中身





     ↓ 裏面





毎回良い企画を開催してくれる 角川シネマ新宿さん です。
他の映画館ではなかなか見ることのできない、旧大映の名作を監督や女優男優作品別に企画上映してくれてます。
嬉しいです。(*´▽`*)

     角川シネマ新宿のページ → 角川シネマ新宿

今回は渋くて素晴らしい企画ですね~。

     ↓ パンフレットの惹句

女性を愛し、女性を描いた、師弟関係にあった2人の巨匠 - その代表作を一挙上映 !

共に女性を描いたらピカイチの溝口健二監督と増村保造監督の傑作を一挙上映です
年末、見に行ったのは 増村保造監督 の「足にさわった女」。
1952年の同名作品を再映画化したもの。
原作沢田撫松、脚本は和田夏十、市川崑夫妻の名コンビで、撮影は村井博。
出演は京マチ子(これを見たくて行ったのよ)、船越英二、ハナ肇(初主演 刑事役)、杉村春子、クレイジーメキャッツの面々も総出演しています。

     Movie Walker のページ  → 足にさわった女(1960)

いつも思うんだけど、ここのあらすじが若干違ったりしてるんだよね~。
今回はけっこう忠実だと思います。
わざと、見てのお楽しみにしているのかしらん。

あらすじは…。
美人女すり役の 京マチ子さん と刑事役の ハナ肇さん 、人気作家役の 船越英二さん の軽いタッチのドタバタコメディーだけれど、当時の世相も絡めてやっぱり増村監督らしい所も。
京マチコさんというと、「羅生門」のまゆなし時代劇美女をつい思い出しますが、現代劇のマチコさんこれまた い~い女 なんですよ!
衣装も当時の最先端で、そのおみ足に震い付きたくなってしまった (;´Д`)
いろいろと楽しかったです。(*´▽`*)
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映画 「後妻業の女」

2016年09月08日 08時31分05秒 | 映画
           Movie Walker のページ → 後妻業の女

           映画「後妻業の女」公式サイト → 後妻業の女
          
大竹しのぶさん、めちゃくちゃ可愛い。
女の私でも にっこり 笑われると魂持って行かれ("^ω^)・・・たくないぞ~ !
このくらい魅力のある女性でないと、後妻業はできないわね。
私にはまだまだというか、もう遅いか (-"-)

寂しいお年寄り(でも財産はある)に高齢者用結婚相談所を通して近づき、籍を入れたり内縁の妻に収まったり。
もちろん、その際には公正証書にて自分に都合のよい遺言書を作り、だんなが死んだらごっそり自分のものにする。
後妻業の女の怖い所は、死ぬのを待つんでなくて時には夫を殺してしまうところ。( ゚Д゚)
最近そういう事件有りましたよね。
黒川博行氏の原作は事件のもっと前に書かれたものだそうですが、実際の事件にあまりにも酷似していて怖いくらいです。

お金目当てで死にそうな年寄りと結婚する女。
いつの時代にもいましたよね。
時には親とか親戚とかに薦められて廻りも納得して一緒になる場合も。
映画の中で言われているように、私も全部は否定しません。
あくまで結婚する二人が納得しているならそれでいいんじゃない ?
男性高齢者の結婚相談者の中には、今後の面倒を見てくれたら資産を全部あげてもいいという条件の人も多数いますし。
19・20歳の勢い結婚ではあるまいし、ある程度以上の年になったらお互い条件があるのは当たりまえ。
若くてもお見合いまたは結婚相談所ではまず  ありきですもの。

でも殺すとなると話は別ですよ。
犯罪です。
大竹しのぶ 演ずる 小夜子 のターゲットとする男性の前の可愛さと、共同戦線を張る悪徳結婚相談所の所長の前で見せる 悪 の顔の落差が凄い。
しのぶさん可愛いだけでなくて、あまたの監督が絶賛する演技力で怖~い・でも魅力ある欲望に忠実な女を演じています。

最近女子力落ち目な私。
いえ、自分の努力が足りないのは重々承知してます。
少し頑張って美魔女までは行かなくても、魅力ある中年女性にならなくては。
とりあえず 大竹しのぶさん のあのフワフワの髪形を真似してみようかな(笑)
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市川崑映画祭 5 「炎上」

2016年02月09日 20時13分56秒 | 映画
すみません。今回はポスター写真など有りません。
2015年巣開催された第65回ベルリン国際映画祭フォーラム部門にて上映されました。
それだけ 市川崑監督 の評価が世界的にも定まっているということですね。

原作は三島由紀夫の「金閣寺」。
市川雷蔵が現代劇初出演、これだけでも評判になったと思います。
しかも吃音の少年~青年役で、すっぴんの顔を出しています。
メイクは必ず自分がやり、素顔とメイク後の顔のオーラが別人みたいだったという雷蔵ですが、その後の「ぼんち」(1960)「破戒」(1962)など現代劇の傑作の始まりだと思うと感慨深いです。

     Movie Walkerのページ → 「炎上」

友人役の 仲代達矢 が鬼気迫る演技でした。
大学の足の悪い友人という役でしたが、障害を持つ同志 ? として近づいていく 吾市(雷蔵) に対して終始屈折した態度で接しています。
吾市の父親の友人で、父親亡き後世話になっている寺の住職 田山道詮老師役 で 二代目中村鴈治郎 が又達者な演技で。
その他若さあふれる 中村玉緒、色っぽい 新珠三千代、いつ見てもおばあちゃんの 北林谷栄 などが出ています。

三島由紀夫の「金閣寺」を読んだ方は実際の事件を元にしたストーリーでしょと思うでしょうが、金閣寺(映画では驟閣寺)に火を放った 吾市 の心の闇を丁寧に綴った心理劇ともいえるものです。
暗い映画です。
最後も救いが全くない。
でも吾市のあの顔、この表情が見終わった後も何度も思い出してしまう。
こういう映画はやはり傑作と言えるんでしょうね。

私が見た市川崑映画祭もこれで最後になりました。
見られなかったけれど、ポスターを撮影したものを最後に載せます。

      ↓ 「ど根性物語 銭の踊り」勝新太郎主演(左)、「破戒」(右)



      ↓ 「股旅」市川崑初めてのATG作品(左)、「太平洋ひとりぼっち」石原裕次郎主演(右)








         若尾文子映画祭のように、アンコール上映を切望するトミー。





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市川崑映画祭 4 「おとうと」

2016年02月07日 12時30分41秒 | 映画
        ↑ 右側が当時のポスターです。

      ↓ もう一つポスター。これも右側です。



Movie Walkerのページ → 「おとうと」

わたし、1976年の「おとうと」の方は確か見たんだよね。
碧郎(弟)を 郷ひろみ がやり、げん(姉)は 浅茅陽子、小説家の父(幸田露伴)を 木村功 がやったバージョンです。
こちらの方はここを読んでいる方たちも覚えているかもしれない。

今回見たのは 市川崑監督の1960年封切り作品。
碧郎は 川口浩 げんは 岸惠子 継母に 田中絹代 父親に 森雅之。
川口浩は最初演技下手だなと思ったけれど、それも初々しくてよいな、と思ったり。
岸惠子の姉役は真面目でおとうと曰く「自分は美人でもなくて、偏屈でこちんとしている娘」ってところがぴったりだと思った。
継母の田中絹代 !
美人女優として有名だったけど、こういう偏屈な年取った継母役なんかうま~く演じて見ていて憎らしくなるほど味がある。
父親の幸田露伴役の 森雅之さん。
黒澤明監督の、『羅生門』(らしょうもん)1950年(昭和25年 出演は三船敏郎、京マチ子その他)に京マチ子の夫役で出ていた方です。
この人のお名前が亡くなった だんな の名前に縁が有りまして。
同じ名前ではないですけれどね。
それを知って以来、この人が出てくるとしみじみ見てしまいます。
若い頃は正統派二枚目俳優さんですよ。
羅生門の頃も素敵です。
羅生門のビデオを見たら三船敏郎ばかり見ていないで、ぜひ京マチ子の馬を引いているこの人も見て !

話がそれましたが。(笑)
特別大事件が起こるわけではないけれど、見終わると家族の事に思いを致したりして。
ちょっとセンチになったりする映画です。
自分的には家族を亡くす場面がきつかったですが。
テレビで放送してもらえないかなと思うほど良い映画です。








            次回は雷蔵の「炎上」を見るトミー。







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市川崑映画祭 3 「細雪」

2016年02月01日 11時15分24秒 | 映画
     ↑ 市川崑映画祭の3枚綴り券 3枚で3,000円とお得でした。

市川崑映画祭の三番目に見たのは 東宝創立50周年記念映画 にして文芸大作「細雪」です。

     Movie Walkerのページ → 「細雪」

これも今回の映画祭で見るのを楽しみにしていた作品です。
原作は谷崎潤一郎の同名小説で、脚本は「幸福」の市川崑と同作の日高真也の共同執筆、監督も市川崑、撮影も同作の長谷川清がそれぞれ担当しています。
期待にたがわずの大作でしたが、私はもう冒頭の4姉妹の花見のシーンの女優陣の着物姿にうっとり~。
大阪船場の老舗に生まれた4姉妹の物語ということで、豪華な着物が出てくること出てくること。
全編を通しての着物や当時を再現した洋装などを見ているだけでも目の保養というか、勉強になるというか。

時代は戦前の昭和13年からの一年間が舞台です。
今は傾いて家業を手放したとはいえ、船場の老舗に生まれた4姉妹。
家長として何かと本家ということを気にする長女の 鶴子。
それに反発しているが、長女の悩みもわかっている風の次女の 幸子。
なかなか縁談が決まらずちょっと何を考えているかわからない三女の 雪子。
現代っ子で5年前に駆け落ち事件を起こし、それが原因で今は雪子と一緒に分家である次女幸子のうちに厄介になっている四女の 妙子。
三女の雪子の縁談を軸に、4姉妹の家庭の事情やら心情などが綴られていきます。

長女蒔岡鶴子 岸惠子、次女幸子 佐久間良子、三女雪子 吉永小百合、四女妙子 古手川祐子 の女優陣の渾身の演技が素晴らしい。
鶴子の夫・銀行員の辰雄 伊丹十三、次女幸子の夫・着物関係の勤め人貞之助 石坂浩二。
他に岸部一徳や江本孟紀(ちょっと(笑))、常田富士男、浜村純、横山道代、白石加代子、細川俊之、三條美紀、またまた可愛いお手伝いさん役で上原ゆかりちゃんとか芸達者さんたちが出ています。
石坂浩二さんが役としても良い役どころなんだけど、良い演技をしていました。

やっぱりね、こういう評価の定まっている名作大作は日本人として一度は見ておくべきですよ。
それも映画館の大画面でね。





              今度はこれも名作、雷蔵の「炎上」を見る予定のトミー。





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市川崑映画祭 2 「黒い十人の女」

2016年01月27日 15時12分05秒 | 映画
   ↑ 映画のポスター (左側) 会場に封切り時のポスター等が貼ってあります。

監督 市川崑、脚本 和田夏十(なっと 市川崑の奥様)の正に合作と言うに相応しい傑作。
今回の映画祭で私が一番楽しみにしていた作品です。

Movie Walkerのページ → 黒い十人の女

まあ、とにかく岸惠子(女優一番古い愛人)・山本富士子(本妻)・宮城まり子(仕事の上でも助けてもらっていた)・中村玉緒(今時のコマーシャルガール)・岸田今日子(仕事仲間)・宇野良子・村井千恵子・有明マスミ・紺野ユカ・倉田マユミ・森山加代子等の女優陣の丁々発止の演技が素晴らしい !
岸惠子・山本富士子・宮城まり子・中村玉緒・岸田今日子が主な役どころですが、他の女優さんにも見せ場があって一瞬も画面から目が離せません。
ちょっとした仕草、目の演技、ほんの少しゆがむ口元。
優しく聞こえながらも慇懃無礼な口調、着物を着なれた物腰、立ち居振る舞い。
市川監督の真骨頂である明と暗の狭間で繰り広げられる、女たちの始めは対立と途中からの共闘。
意地とプライドの競演。
ああ面白い。
山本富士子さん、綺麗なだけじゃなく演技も素晴らしいわ~。(今さら)

セリフの一言一言が女性にはぐっさりと来ます。
深いです。考えさせられます。
この映画若い時に見てもいいけれど、やっぱり年を重ねた女性や男性にも見てほしい。
和田夏十さんのオリジナル・シナリオと脚本が良いんですね。

ああ、筋立てがまだでした。
船越英二演じる、テレビプロデューサーの風(かぜ)松吉と関係を持った十人の女たちが皆
願うこと。
誰でもいいから 風さん 殺してくれないかしら。
又は交通事故かなんかでぽっくり逝ってくれないかしら。
それは自分だけ愛してくれない 風 が憎くてしょうがないからでなくて、自分の心の持って行きように苦しんでいるから。
とっくに諦めているように見える本妻の 双葉 だって他の女達を一堂に目の前にしたら、ねぇ~。
上がりかまちに脱ぎ捨てられた女たちの履物をいつもの癖で直そうとして、持ち主たちの数の多さに思わず、何やってんだかと蹴とばすシーンが印象的です。

連絡を取り合っているうちに冗談でみんなでいっそ殺しちゃおうか、という話が弾み、それを伝え聞いた 風 が妻に相談し、と進みます。

その先はぜひ映画館でもDVDでも見ていただきたい。
私の市川監督作品お薦め一番です。

     ↓ 映画祭のチラシ







          次は文芸大作の「細雪」が見られるかなと思うトミー。





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