写真は貸本時代の代表シリーズ ようこシリーズ の中から 「おしゃれなヨーキ」
私が 矢代 まさこ氏 の作品を最初に見たのはいつ頃のことだったか。COMに初めて掲載された女性まんが家は 水野英子氏 で、次が矢代氏だったが、もっと前から知っている人だった。別冊マーガレットの昭和41年(1966)12月号に載った 「ミミー、みっつ」 はまねてスケッチブックに画いた覚えがあるので、それ以前からの 別マ で時々見ていたのでしょう。けっこう好きな絵柄の人で、見つけると喜んで見ていた。模写もしていたように思う。
矢代 まさこ氏 はデビューが昭和37年(1962) 金園社刊 貸本雑誌の (すみれ24号) 掲載 「ちいさな秘密」 (わたしは未見) で、その後も貸本の世界で人気を得て、28巻も出た 「ようこシリーズ」 という個人集まである。1話づつ違うようこちゃんが出て来るシリーズ。
この 「ようこシリーズ」 は、私も貸本屋で何冊か見ている。完結の 「おしゃれなヨーキ」 を浦和の貸本屋で見つけ、売ってるものと勘違いして店主の老夫婦とちぐはぐな問答をしたことがある。進学塾の帰りだったから多分私が中学3年の頃のことで、すでにその頃昔ながらの貸本屋というのは絶滅寸前だった。それからしばらくここは私の桃源郷と化していたっけ。
貸本 よっこヒヨッコ逃亡記 表紙
今思えば、老夫婦に渡りを付けておいて、廃業するとき矢代作品はすべて引き取らせてもらえばよかった。他にもその小さな店には、少女向けでは 高橋 真琴・巴 里夫・白土 三平 (少女まんがも描いてたんですよ!)・赤塚 不二夫・池田 理代子・貸本時代の最後を飾った 山田 美根子(ミネコ) 等も有ったはずだ。少年、青年向きでは覚えているだけでも さいとう たかを・佐藤 まさあき・辰巳 ヨシヒロ・つげ 義春などが有ったはず。
あーっ、もったいなかったって・・・中学生ではそんなこと思いも出来もしなかったか。
矢代氏のファンの方がとてもくわしいHPを開設していらっしゃいます。 ↓
矢代 まさこ漫画館
この中の作品リストを眺めていると、 別マ の作品にはなんとなく憶えのある題名が多い。「ミセス・モンローのお嬢さん」 昭和42年(1967)とか 「キキの新しい歌」 昭和43年(1968)1月号 「トムピリビに会った?」 デラマ 昭和45年(1970)春の号などなど。
「キキの新しい歌」 は、昭和45年(1970)7月号のCOMに 「ノミの歌」 として再掲されている。COMには再掲の断り書きがしてあったが、個人的にどこかで見たなーと思ったのは 別マ で、でしたか。
COMの姉妹誌 「ファニー」 も読んでいたはずなのに、「ファニー」 掲載の題名を見ても何かピンと来ない。昭和44年(1969)~昭和48年(1973)頃ではもう少女マンガに関心が薄れてきた頃か。
矢代氏は女流としてはほとんど始めて男性誌にもいろいろ描いている人で、昭和40年代の少年週刊誌の 少年マガジン、少年サンデー、少年キング、少年ジャンプ、少年チャンピオンにとすべて描いてますね。漫画アクションやビックコミックオリジナル、コミックアゲインにも描いてます。
ありゃりゃ June (いわゆるひとつのBL誌の老舗) にも描いてるわ~。昭和54年(1979)5月号 「瑠璃をみる」。そういう匂いの全然ない方なので、どんなん描いてるか興味深々、どなたか見たことある方居たら教えてください。
リストを眺めているだけで、楽しくて一記事分になってしまいました。矢代氏は奥が深い・・・深すぎる。。。いつになったらCOMの矢代作品にたどり着けるのか不明・・・。
私が 矢代 まさこ氏 の作品を最初に見たのはいつ頃のことだったか。COMに初めて掲載された女性まんが家は 水野英子氏 で、次が矢代氏だったが、もっと前から知っている人だった。別冊マーガレットの昭和41年(1966)12月号に載った 「ミミー、みっつ」 はまねてスケッチブックに画いた覚えがあるので、それ以前からの 別マ で時々見ていたのでしょう。けっこう好きな絵柄の人で、見つけると喜んで見ていた。模写もしていたように思う。
矢代 まさこ氏 はデビューが昭和37年(1962) 金園社刊 貸本雑誌の (すみれ24号) 掲載 「ちいさな秘密」 (わたしは未見) で、その後も貸本の世界で人気を得て、28巻も出た 「ようこシリーズ」 という個人集まである。1話づつ違うようこちゃんが出て来るシリーズ。
この 「ようこシリーズ」 は、私も貸本屋で何冊か見ている。完結の 「おしゃれなヨーキ」 を浦和の貸本屋で見つけ、売ってるものと勘違いして店主の老夫婦とちぐはぐな問答をしたことがある。進学塾の帰りだったから多分私が中学3年の頃のことで、すでにその頃昔ながらの貸本屋というのは絶滅寸前だった。それからしばらくここは私の桃源郷と化していたっけ。
貸本 よっこヒヨッコ逃亡記 表紙
今思えば、老夫婦に渡りを付けておいて、廃業するとき矢代作品はすべて引き取らせてもらえばよかった。他にもその小さな店には、少女向けでは 高橋 真琴・巴 里夫・白土 三平 (少女まんがも描いてたんですよ!)・赤塚 不二夫・池田 理代子・貸本時代の最後を飾った 山田 美根子(ミネコ) 等も有ったはずだ。少年、青年向きでは覚えているだけでも さいとう たかを・佐藤 まさあき・辰巳 ヨシヒロ・つげ 義春などが有ったはず。
あーっ、もったいなかったって・・・中学生ではそんなこと思いも出来もしなかったか。
矢代氏のファンの方がとてもくわしいHPを開設していらっしゃいます。 ↓
矢代 まさこ漫画館
この中の作品リストを眺めていると、 別マ の作品にはなんとなく憶えのある題名が多い。「ミセス・モンローのお嬢さん」 昭和42年(1967)とか 「キキの新しい歌」 昭和43年(1968)1月号 「トムピリビに会った?」 デラマ 昭和45年(1970)春の号などなど。
「キキの新しい歌」 は、昭和45年(1970)7月号のCOMに 「ノミの歌」 として再掲されている。COMには再掲の断り書きがしてあったが、個人的にどこかで見たなーと思ったのは 別マ で、でしたか。
COMの姉妹誌 「ファニー」 も読んでいたはずなのに、「ファニー」 掲載の題名を見ても何かピンと来ない。昭和44年(1969)~昭和48年(1973)頃ではもう少女マンガに関心が薄れてきた頃か。
矢代氏は女流としてはほとんど始めて男性誌にもいろいろ描いている人で、昭和40年代の少年週刊誌の 少年マガジン、少年サンデー、少年キング、少年ジャンプ、少年チャンピオンにとすべて描いてますね。漫画アクションやビックコミックオリジナル、コミックアゲインにも描いてます。
ありゃりゃ June (いわゆるひとつのBL誌の老舗) にも描いてるわ~。昭和54年(1979)5月号 「瑠璃をみる」。そういう匂いの全然ない方なので、どんなん描いてるか興味深々、どなたか見たことある方居たら教えてください。
リストを眺めているだけで、楽しくて一記事分になってしまいました。矢代氏は奥が深い・・・深すぎる。。。いつになったらCOMの矢代作品にたどり着けるのか不明・・・。
「でも、この絵は矢代まさこ先生よね」と思ってましたが…。
リンクページ行きました。凄いです。
ファニー、JUNE買ってたはずなんだけどなぁ、殆ど覚えてない;;
トミーさんの画像も凄いですー!お持ちになってるんですか?
ところで、その貸本屋さん、貴重でしたね~♪
でも、そんな貸本屋さんに通っていたという経験だけで凄いですー♪
COMの矢代作品も楽しみに待ってまーす!
矢代さんの描く少女の目が好きでした
初期の萩尾さんの絵もちょっとこんな感じでした
話もコミカルな中にもジ~ンと来る物が多かったような。。。?
でも、具体的なストーリーは全くウロだわ~
コミック未収録の作品がいっぱいあるはず
そっちの方が読みたいです~!
私、今回ネットで調べて初めて睦月とみというペンネームを知りました。全然知りませんでした。何で違うペンネームつかっていたんでしょうね、絵柄とか内容とか違う感じだったんですか?
リンク先凄いでしょ。熱心なファンの方いるんですね~。
この写真は 「こどもの昭和史 少女マンガの世界 Ⅰ」 のを写してしまいました。だってどうしても画像が載せたかったんだもの。
タイムマシンがあったら、いの一番にあの貸本屋のご夫婦に会いに行きたいくらい今思えば凄い私の天国でしたね。そのご夫婦もいい味だったんですよ~。
C0Mの矢代作品は・・・・。気長にお待ちくださいませ。
萩尾 望都氏は矢代氏のファンというか傾倒していたようなので、初期は似ていますね。今でもちび絵というかギャグ調になると面影があるように思いますが。今見ても魅力的な絵柄です。
矢代作品には小難しくないのにじ~んとくる物が多くて、特にCOM掲載作品はすばらしいものが多くて私の拙い文才では上手くまとめられないのですよ~頑張ります~
~はい、私も矢代作品好きです。ビックコミックオリジナルに掲載された「トムの聖なる儀式」って読みきりが気に入ってて、切り抜いて今でも保存してます。
(睦月とみ)っていうペンネーム、聴いた事あるって思ったら矢代さんだったんですかー。道理で♪(^o^)。
他のは人物性格が少しよじれているみたいで違和感ありました
「ようこ」シリーズはよさそう、一つ持ってるだけなのでうまく言えないけど
ところで、「女流」は今はなしでしょう、「男流」とかないですね
矢代氏は男性誌にも多く描いていたせいか男性ファンもいますよね。切り抜いてまでとは、 tooru_itouさんはほんとに守備範囲広いです。
私も昔あすなひろしさんとか切り抜いて持ってたのに、ないので処分したかなー?短編で気に入ったものは切り抜いておかないと後でコミックスに入ってなかったりしますよね。今は雑誌類を買わなくなったのでとんとしてません。
だから今の人にも疎くて~。デモねー、今マンガ雑誌多すぎ!これ読んでれば流れはばっちり、という雑誌ないですね。
確かに今死語ですね~。かえって差別してるみたいです。しかし当時、昭和40年代前半頃までは確かに有ったのですよ、そういう風潮が。明治時代の文学界のように、または絵画の世界のように。
少女まんがも昭和30年代位まで男性作家が多く描いていたくらいで、人数も少なかったし。女性にしては一目置かれる存在、とか女性にしては骨太の、とか批評に書かれる時代でした。
女性作家が本当に市民権を得てくるのはやはり24年組さんたちが出てきてからでしょう。
読んだことあるのかないのか・・・微妙です
従姉はみ~んな私よりお姉さんだったんで
親戚から漫画の本をもらってきてたからな~
25年前の引越しで古い雑誌を処分しなければよかったな~
先に萩尾さんを読んでいたのでてっきり萩尾さんに影響を受けた若い人、かと思いました、少し前の萩尾さんに絵がよく似ていたので。
この年の23号から萩尾さんの「スターレッド」が連載されたので週コミを購入してたのですね、私は。
「ビー玉の星」はとても好きな作品ですぐに私の作家買いの対象になりました。でも手元にある単行本は『ピースバードストーリー』のみ。こちらは「矢代まさこ」となっていますが、あとがきに『ペンネーム(自分の外側)から変えることで自身が変わるのではないかとナンセンスな期待を持った』のだと「告白」されていらっしゃいます。
この本に収録されているのは全作「睦月とみ」名義で週コミで発表したもの、ということで上記の「ビー玉の星」も入っています。
長いこと矢代さんの作品はこれしか持っていなかったのでtooruさんから「トムの聖なる儀式」をコピーして頂けてとても嬉しかったです。
最近、Wikiの矢代さんの記事を書いた、という方から「セント・レニの街」「ノアをさがして」「由美子・別離を知らず」のコピーを頂きました。
ところで件の「ビー玉の星」のバックに高階良子さん??と山岸さん??と竹宮さん??と思われる絵があります…チガウかな~~~。チョット自信ないですが。。