上写真は、
竹宮惠子氏 「地球(テラ)へ」 新装版 1~3巻 ㈱スクウェア・エニックス 2007年5月6日ともに初版 初出 「月刊マンガ少年」 1977年1月~1980年5月号まで
萩尾 望都 「スター・レッド」 小学館 小学館文庫 1995年5月10日初版 初出「週刊少女コミック」 1978年~1979年連載
この二つはだいぶ前同じ日に地元の BO で見つけ、バーゲンになっていたので安く手に入れて堪能しながら読んだもの。偶然とはいえ、同時期に連載され、しかも内容が エスパーと一般能力の人間との闘い という大筋が同じもの。
スター・レッドの方は後半異星人も絡んでくるけれど、続けて読んでしかもしばらく経ってこうして思い出しながら感想を書いているとどっちがどっちのエピソードだったやら… 頭悪い私。。。
70年代後半から80年代はじめにかけては、 大泉サロン の出身者であるおふたりはSFに夢中だったらしい。ざっと見ても、
竹宮 惠子氏
1977年 地球へ
夢みるマーズポート(『SFファンタジア地上編』) これは「私を月まで連れてって」 の0話目だったと思うけど。
1978年 砂時計-三つのSF世界
1980年 決闘2108年
アンドロメダ・ストーリーズ
1981年 私を月まで連れてって!
地球(テラ)フォーミング
萩尾 望都氏
1975年 11人いる!
1976年 東の地平・西の永遠 (続・11人いる!)
1977年 百億の昼と千億の夜
1978年 ウは宇宙船のウ(Bradbury傑作選)
スター・レッド
宇宙船乗組員(Bradbury傑作選)
左ききのイザン
1980年 ラーギニー
酔夢
銀の三角
1981年 A-A´
1983年 4/4カトルカース
1984年 X+Y
ハーバル・ビューティ
1985年 マージナル
他に佐藤 史生氏が1976年から1980年代に書いているものはほとんどSFだし。もっともこの方はその後の作品もSFばかりか。
最近の竹宮、萩尾両氏はスペースオペラ的なSFは描いていないですね。時代の流行というものもあるかも知れません。
松本零士 宇宙戦艦ヤマト 1974年~TV放映
松本零士 銀河鉄道999 1977年~1981年 週刊少年キング連載
高橋留美子の 「うる星やつら」 もSFだよな~、地球が舞台だけど。 1978年~1987年 週刊少年サンデー連載
ところでこの1980年前後というのは、竹宮・萩尾両氏とも30歳を越えて知力・体力ともに充実、油がノリノリの頃。これらは当時描かれたお二人の代表作、傑作の内のひとつ。(お二人とも代表作多すぎて) 以下の記事では竹宮氏が 「テラへ…」 は剛速球だったと語られています。
マンガナビ 漫画のススメ記事 → 『地球へ・・・』は心身ともにぎりぎりの豪速球だった
「スター・レッド」 の方も、これが週刊連載だったとは思えない 絵の完成度 があり、今見てもほれぼれする。私個人的には 萩尾氏 の1980年代の絵柄が特に好きなんです。
実は…偉そうに書いてきましたが、私この2作品とも今回初見だったんですよね~はぁ~、何をいまさらとお思いの方も多いと思いますが、リアルタイムの頃は私も20代後半でちょっとマンガどころじゃない私生活を送っていたもので (あまり深くは詮索しないで)
で、前々からじっくり読んでみたいと思ってまして、マンガ喫茶でも手に取ってみたんですが、「テラへ…」 は何しろ長丁場だし、手元に取っておきたいとも思ったもんで待ってました。一昨年この新装版が出た時におっと思ったものの、3巻同時に買い込むにはちょっとお高い。BO落ちを狙ってました。(笑)
「スター・レッド」 は萩尾 望都パーフェクトセレクションの中にあったけど、これも1冊1,680円でしたね。文庫でいいやとこちらを購入しました。重ね重ねごめんなさい。 (誰に?) 4冊とも長く自分の蔵書にしますので許してね。
あれれ、あまり内容には触れないでいるうちに長くなってしまいましたがもうちょっといけるかな。
「地球(テラ)へ」
文句なくかっこいい宇宙活劇 ! はらはらどきどき3巻一気に読みました。ちょっと宇宙船とか機械類の表現がつたない気もするけれど、今のようにそれ専門のアシスタントや外部スタッフを雇う需要も供給もなかった頃、マンガとしては十分見られるのでしょうがないでしょうか。
「スター・レッド」
最近は男性の主人公 (おじさん率とみに高し) の多い萩尾氏の作品ですが、これはかっこいい女の子が主人公です。才色兼備でESPで、しかもなんか色っぽいよ彼女。可愛い女の子は萩尾氏良く描くけれど、主人公でこんな色っぽい子は少ない気がする。 ゴールデンライラック のビクトーリアの成長した頃の色っぽさとはちょっと違ってて、萩尾氏の中では珍しいな~。
感想がちょっとになってしまいました。引き続き萩尾氏の 「マージナル」 読んだので、(これは再読) その感想書きますから許してね~~
萩尾ファンと思っていたのに読んでないものがあまりに多いと知って青ざめたトミー。
竹宮惠子氏 「地球(テラ)へ」 新装版 1~3巻 ㈱スクウェア・エニックス 2007年5月6日ともに初版 初出 「月刊マンガ少年」 1977年1月~1980年5月号まで
萩尾 望都 「スター・レッド」 小学館 小学館文庫 1995年5月10日初版 初出「週刊少女コミック」 1978年~1979年連載
この二つはだいぶ前同じ日に地元の BO で見つけ、バーゲンになっていたので安く手に入れて堪能しながら読んだもの。偶然とはいえ、同時期に連載され、しかも内容が エスパーと一般能力の人間との闘い という大筋が同じもの。
スター・レッドの方は後半異星人も絡んでくるけれど、続けて読んでしかもしばらく経ってこうして思い出しながら感想を書いているとどっちがどっちのエピソードだったやら… 頭悪い私。。。
70年代後半から80年代はじめにかけては、 大泉サロン の出身者であるおふたりはSFに夢中だったらしい。ざっと見ても、
竹宮 惠子氏
1977年 地球へ
夢みるマーズポート(『SFファンタジア地上編』) これは「私を月まで連れてって」 の0話目だったと思うけど。
1978年 砂時計-三つのSF世界
1980年 決闘2108年
アンドロメダ・ストーリーズ
1981年 私を月まで連れてって!
地球(テラ)フォーミング
萩尾 望都氏
1975年 11人いる!
1976年 東の地平・西の永遠 (続・11人いる!)
1977年 百億の昼と千億の夜
1978年 ウは宇宙船のウ(Bradbury傑作選)
スター・レッド
宇宙船乗組員(Bradbury傑作選)
左ききのイザン
1980年 ラーギニー
酔夢
銀の三角
1981年 A-A´
1983年 4/4カトルカース
1984年 X+Y
ハーバル・ビューティ
1985年 マージナル
他に佐藤 史生氏が1976年から1980年代に書いているものはほとんどSFだし。もっともこの方はその後の作品もSFばかりか。
最近の竹宮、萩尾両氏はスペースオペラ的なSFは描いていないですね。時代の流行というものもあるかも知れません。
松本零士 宇宙戦艦ヤマト 1974年~TV放映
松本零士 銀河鉄道999 1977年~1981年 週刊少年キング連載
高橋留美子の 「うる星やつら」 もSFだよな~、地球が舞台だけど。 1978年~1987年 週刊少年サンデー連載
ところでこの1980年前後というのは、竹宮・萩尾両氏とも30歳を越えて知力・体力ともに充実、油がノリノリの頃。これらは当時描かれたお二人の代表作、傑作の内のひとつ。(お二人とも代表作多すぎて) 以下の記事では竹宮氏が 「テラへ…」 は剛速球だったと語られています。
マンガナビ 漫画のススメ記事 → 『地球へ・・・』は心身ともにぎりぎりの豪速球だった
「スター・レッド」 の方も、これが週刊連載だったとは思えない 絵の完成度 があり、今見てもほれぼれする。私個人的には 萩尾氏 の1980年代の絵柄が特に好きなんです。
実は…偉そうに書いてきましたが、私この2作品とも今回初見だったんですよね~はぁ~、何をいまさらとお思いの方も多いと思いますが、リアルタイムの頃は私も20代後半でちょっとマンガどころじゃない私生活を送っていたもので (あまり深くは詮索しないで)
で、前々からじっくり読んでみたいと思ってまして、マンガ喫茶でも手に取ってみたんですが、「テラへ…」 は何しろ長丁場だし、手元に取っておきたいとも思ったもんで待ってました。一昨年この新装版が出た時におっと思ったものの、3巻同時に買い込むにはちょっとお高い。BO落ちを狙ってました。(笑)
「スター・レッド」 は萩尾 望都パーフェクトセレクションの中にあったけど、これも1冊1,680円でしたね。文庫でいいやとこちらを購入しました。重ね重ねごめんなさい。 (誰に?) 4冊とも長く自分の蔵書にしますので許してね。
あれれ、あまり内容には触れないでいるうちに長くなってしまいましたがもうちょっといけるかな。
「地球(テラ)へ」
文句なくかっこいい宇宙活劇 ! はらはらどきどき3巻一気に読みました。ちょっと宇宙船とか機械類の表現がつたない気もするけれど、今のようにそれ専門のアシスタントや外部スタッフを雇う需要も供給もなかった頃、マンガとしては十分見られるのでしょうがないでしょうか。
「スター・レッド」
最近は男性の主人公 (おじさん率とみに高し) の多い萩尾氏の作品ですが、これはかっこいい女の子が主人公です。才色兼備でESPで、しかもなんか色っぽいよ彼女。可愛い女の子は萩尾氏良く描くけれど、主人公でこんな色っぽい子は少ない気がする。 ゴールデンライラック のビクトーリアの成長した頃の色っぽさとはちょっと違ってて、萩尾氏の中では珍しいな~。
感想がちょっとになってしまいました。引き続き萩尾氏の 「マージナル」 読んだので、(これは再読) その感想書きますから許してね~~
萩尾ファンと思っていたのに読んでないものがあまりに多いと知って青ざめたトミー。
「地球へ」も「スターレッド」も、ほぼリアルタイムで読んでいたのですが、いまでも鮮明にその衝撃が心に残っています。しかし、年表を見るに付け、私って作品に恵まれた好い世代だなぁとしみじみ思います(笑)だから、今でも漫画を読み続けているんでしょうね。
竹宮さんが”「地球へ」は剛速球”と仰るのには納得しました。あのラスト、少しばかり小説を読み始めた年齢の私には衝撃でしたから(苦笑)「みんな幸せになってめでたし、めでたし」だとばかり思っていたんです。「スターレッド」は、種の差別のお話ですし、この当時の作品は、私の教科書みたいな存在でした。
年末のごあいさつ、ありがとうございました。御挨拶が遅れましたが、
今年も変わらず、よろしくお願い申し上げます。m(_ _)m
この頃リアルタイムで読まれていた方たちがうらやましくてね~。マンガはずっと好きだったので、題名やなんとなくのストーリーは知っていたのですが、しっかり読む機会がなかなかなくて、今回二つも BO で同時に見つけて小躍りしていたんですよ。やっぱり名作ですね。
ただこんなおばさんになってから読むのと感受性豊かな10代の頃読むのとではおのずと感じ方が違うのはしょうがないところ、やはり発表当時に読みたかったですね。まだ当時の名作で読んでいないものがあるので、ぼちぼち集めて読むつもりです。
とんちんかんな感想になるかもですが、またご意見お寄せください。
っというのも…SFはSFだけど
SFではないような雰囲気があったので…
この感覚は10代ならではなので仕方が無い
その後、映画になった時に「おお~」っと感動した覚えあり(笑)
最近になってこのシリーズを購入し
あらためて「地球へ」を読みビックリした
こんな話だったけ??
最後はこんなんだったけ?である(笑)
確かに「ブルー」が主役ではなかった記憶はあったが、ブルーの出番ってこんなに少なかったっけ?であった(ハハハハ)
何時か、自分のブログでも書きたいのだが
思っているだけで、書けるかどうかは…???
珍しくスター・レッドも持っておりまする~
私にとって竹宮恵子といえば
風と木とコレらなんどす~
私も猫とマンガのblogをやってます♪
萩尾望都さん好きです!!
何読んでもおもしろいですね。
「地球(テラ)へ」はちゃんと読んだ事がなく
近々、全部通して読みたい作品の一つです!
ばっちり世代ですよね。
以前読んだ作品を読み返してみるとあれれってこと多いです。よくないんじゃなくて、自分の思い込みが激しいのがしみじみと…。で、今の方がとてもよくわかったり、楽しめたりします。
ちょっとでも気になったものは再読すると違って見えてもっと好きになれる。
実は今 「残酷な神が支配する」 を再読しようとEブック○フで100円であさってます。値下がりメールくれるので、あれはいいですよ~。
先ほどお宅のブログ行ってきました。いや~ん、ハナちゃん可愛いい~~。これから毎日行っちゃいそうです。今後ともよろしくです。
>「地球(テラ)へ」はちゃんと読んだ事がなく
私もやっと通して読めましたが、昔のマンガと侮るなかれ、なかなか良かったですよ。今ブック○フで私の読んだ 新装版 なら安く売ってますのでぜひお手元へ ! (笑)
中学時代は、世の中右向いても左向いても、ぜ~んぶ!SFでした(爆)
ソルジャ~・ブル~の髪の毛は、今でも描けるんじゃないかな?割と簡単なので(笑)
はい~彼は即効でいなくなっちゃうのですが、最近アニメ化されましてね(絵がもぅもぅ竹宮さんじゃないです、怒)で、いつまでも生きてたんですよ、、だから原作ねじ曲げるなら作らないで欲しい。。。
萩尾さんのポーの大ファンですが、次に好きなのは実はスターレッドだったりします^^
心に来る、物悲しさが・・・すごく好きだったりします^^
萩尾さんの絵は、76~78年頃が一番好きです!
いやほんと、ドラマ(NHKの少年少女向け系)も、アニメも漫画も、ほっとんど宇宙orタイムトラベル系でした~、いや~懐かしい(遠い目)
あ、そうそう、こ~ゆう時代で育ったので、ワ~プが物理的に不可能とわかった時はショックでした。。。ワ~プ時の衝撃に耐える訓練していたと言うのに・・・全く無駄になりました(爆爆)
どこをみてもSFブームだったような気がします
普通の恋愛マンガよりもSFとか少年漫画に転んでしまいました(爆)
ただ・・・スターレッドも地球へも・・・
途中で読まなくなって、ちょっとしてからコミックスで読みました
特に「地球へ・・・」は連載雑誌がいろいろ変わったように
思うんですけど・・・記憶違いかな~
「スターレッド」は萩尾さんの中でも華やかな感じの絵だとおもいます
やっぱり連載雑誌が少女マンガだったから?
>ソルジャ~・ブル~…彼は即効でいなくなっちゃうのですが、最近アニメ化されまして…いつまでも生きてたんですよ
ええ~っ ! いろんな方が 「テラへ…」 ではソルジャーブルーが好きって言ってるので、人気があるのはわかってましたが、それでは違う話になってるじゃん。
あれはブルーが自分の命が尽きるから後を託して、託されたマーキスの方はそれで悩んで、ていう話でしょ。?????
アニメの方は見ていないんですよ。見たいようなこれじゃ怖いような。
>萩尾さんの絵は、76~78年頃が一番好きです!
というと、「東の地平・西の永遠」 とか 「百億の昼と千億の夜」・「スター・レッド」 とか 「恐るべき子どもたち」 や一連のブラッドベリ原作の連作などですね?
私もその頃から80年代にかけての絵が好きです。装飾性が残っているというか。
この当時はTVアニメもSFが多かった気がするんですがね~。
>「地球へ・・・」は連載雑誌がいろいろ変わったように
あーそうみたいですね。良くは私も知らないんですが。
この頃の萩尾 望都氏の絵は今より華がありますよね。