七海の右肩６

見た目は小さくなっている七海の右肩ですが、皮膚の下には
硬いしこりと、それをとりまくように袋状になっている皮膚がまだ残っています。


日常生活に支障はないのですが、このまま温存しても
この状態が改善するとは思えず、かといって今かかりつけにしている
動物病院で手術する気になれずにいて、どうしたものかと
考え続けていました。

なぜ今のかかりつけで手術をしたくないのか…
それは「根拠を伝えてくれない」からです。

たしかに現状の状態は教えてくれますし、レントゲンも撮って
その説明も受けました。
今の状態を温存するのもいいけど、手術するのも一つの方法だと
いうことの説明も受けました。

わたしなりに現病歴もお話ししましたし、手術するにあたって、
なぜこのような状況になってしまったかを、
もちろん推測の範囲でもいいから飼い主の立場として知りたかったのです。

さらに手術の前に「シコリが筋肉まで達しているかどうかを
確認するためにもＣＴを撮ってみましょう」とも言われたのです。

どう考えても今の七海にＣＴが必要とは思えなくって…
中枢系の病気などやレントゲン撮影ではっきりしない病態では
ＣＴも有効でしょうけど、七海のレントゲン写真はとてもきれいに撮れてて、
十分に情報を提供できるものと思われました。

ＣＴを撮らないと皮下の硬結の摘出もできないようなところでは、
手術をお願いするのにも正直不安が残ります。

なので七海と更紗のブリーダーさんに相談し、ブリーダーさんの
かかりつけの病院の先生を紹介していただき、本日行ってまいりました。

そこは都内で、我が家からは高速を使わないといけない場所です。
片道1時間ほどかかるのですが、この状態の根拠と外科的処置を
お願いするために早起きして行ってまいりました。

こと細かく現病歴を記した紙も持参です(笑)

とても人気のある病院ですが、運よく1番をゲットでき、
いよいよ七海を診察していただきました。

まず驚いたのは院長先生の優しいことっ！
飼い主からの情報を聞きながらも七海の全身を触診します。
キュッキュッと全身を触りながら他に異常がないか確認しています。

「ウ○コがたまっていますけど、いいウ○コですね～　オシッ○も
すこしたまっていますね」という院長先生です。

飼い主は心底驚きました！
先代ＧＲハイジの時から、いろんな動物病院をめぐってきましたが、
このようにお話してくださっことはありません。

もちろん右肩のシコリは入念に触診しています。
そしてホワイトボードに絵を描いて次のように説明してくださいました。

「外傷からなにか異物が入り、体がそれを何とかしようとして反応した様子。
そのため炎症やうっ血を繰り返したが、対処療法として内容物を抜くことを
繰り返したため、周囲の皮膚が癒着して今の形状を作り出している」とのこと。

もう迷わずこちらで手術をお願いすることにしました。
手術日は15日の予定です。時間的には20～30分くらいで終わるとのこと。
万が一、筋膜まで硬結が達していれば、そこも切除しなければならない。
その場合は痛みのコントロールが必要となるので、
1泊の入院が必要となるなど、こと細かく説明を受けてまいりました。

帰りの車の中での安堵感と感動をどう説明していいものか…
このようなすばらしい獣医さんがこの世にいてくれたという事実に
心から嬉しく思いました。

飼い主からの情報収集と触診で判断する知識の高さと、「神の手」と
かかりつけの飼い主さんたちが口をそろえて言う腕の確かさ。
もうこちらの病院で七海と更紗の一生をお願いすることに決めた
飼い主でございました。






















kumikoさん♪ありがとうございましたぁぁ