カーテンを開けると 。。。すでに、東の空から、朝陽が黙々と広がる雲を、明るく照らしていた。風が強く吹いていて、樹木に残る滴は、小雨のように、私の頬を撫で、雨上がりの大地は、大きな水溜りを残していた。光の矢を、見届けるように 。。。微かに… 姿を残す月は、一体、なにを思っているのかしら…。***きっと 。。。闇の名残りが、わたし達を、拐わないように、天上から、見護ってくれているのね。