猫と子ども

数年前だが

テレビ番組を見ていて

？？？となった事がある

 

番組内容はおそらく

保健所（愛護センター）へ

動物を連れてくる人々

だったと思う

 

色々な事情で

動物を連れてくる人々の中で

？？？と思ったのは

ある家族のお父さんの言葉

「○○へ旅行に行きたいなら

猫はここに置いていけ

猫をこのまま飼うなら

○○旅行は無し」

と小学３～４年生ぐらいの子どもに

二者択一を迫っていた

 

その子猫は連れてこられる

3ヶ月ほど前に保護し

可愛がっていたそうだ

 

これを見ていて

エッ、何で？

旅行の間

知人やペットホテルに

預ければいいのでは？

知人に譲る

猫ボランティアさんに相談する等

いくらでも方法はあるのに

何で二つしか選択肢が無いん？

 

この親は

二者しか

思い至らなかったのだろうか？

それとも

猫が嫌いで

旅行を機に手放すように

画策したのか？

どちらにせよ

酷い事だと思った

 

子どもは大泣きしている

しかし

猫を飼うなら

家族旅行が無くなってしまう

家族に迷惑をかけてしまう

自分も旅行には行きたい

猫も飼いたい

しかし

猫を飼う事は

わがままだとでも言われたのか？

泣き叫びながら

猫を置いていく事になったのか？

 

大泣きしながら引っ張られるように

帰っていく子どもの後ろ姿が

悲しかった

 

子どもだから誰かに預けるという事に

思い至らなかったのだろう

この子は心にひどい傷をおっただろう

旅行も楽しめなかったのではないだろうか

いつもこんな風に

二者択一を迫られているのだろうか？

どうか勉強して知恵をつけて

こんな事で泣かなくてもよいように

強くなってほしい

 

猫はどうなったのだろうか

それが一番気になる

どこかで幸せに暮らしていてほしい