ひとをしあわせにする提案力

先日、新しい美容院に行きました。

いつも、どんな髪型にしたらよいか、わからなくて、美容師さんが私に合う髪型に勝手に切ってくれたらいいのにな・・・
そう思います。
そして、おまかせ、と言ったこともあります。
でも、大失敗という結果になったときの責任を考えてか、おまかせと言うと大抵の美容師さんはほんのちょっとだけ切って終わります。

しかし、この新しい美容院の美容師さんは違いました。
雨で寒くてなんだか出かけたくもないし、きれいにしたいのに、いい表情も出ないから今日はやめようかと思っていたけど、今日しか行けないからと出かけて行ったら、初めて、一歩踏み込んだ提案をしてくれる美容師さんに出会いました☆

みんな美容院にはもっとよくなりたいと思って来ているはず。
だから、ちょっと変えてよくしてあげたい、と。

「その提案力に乗った～！」とばかりにお願いしてみました。
今までなかったスタイルができたことに大満足でした☆

この美容師さんを見習って、その日から職場のスポーツクラブでも自分なりに一歩踏み込んだ提案をしようと新たな決意を持ちました。

なんとなく無難に館内を案内して無難に説明しても、きっとそれほど胸に響かない。
もしかしたら、とっても見当違いの方向に行ってしまって失敗もするかもしれないけど、自分でその方のことを思って勧めたことならそれも愛かな、と(笑)。

そして、先日、体験にこられた同年代らしき女性に自分流の方向性を見せてご案内をしました、一歩踏み込んで！
その方Ｏさんは自律神経などの不調でメンタルクリニックに通ってらっしゃるということでした。

しかし、にこやかで生き生きさた表情のＯさん、とても身体に不調があるとは思えませんでした。
そして、私自身、自律神経失調症だった経験から、今はヨガはちょっときついかもしれない、太極拳や柔軟系を行っているうちに体調も整ってくると思いますよ、と勧めてみました。

その後、Ｏさんは太極拳がとても気に入られたようで、入会してくださり、今日もロッカールームでお会いしたら、元気になれそうだと話してくださいました！

「プロとはお医者さんだ」
最近、そう思います。
私の歌の先生はその人の歌う歌を聞いて、そのときの心情を言い当てます。
それから、身体のどこに力が入っているかなどを言い当て、改善して行きます。
「お医者さん」と呼ぶのは、複雑に絡まった糸をほどいて行ける人、ということでしょうか。
よく客観的に見て現状を把握し、どうやったら改善して行けるかを提案できる人だと思います。

だから、空気の読めない私ですが、そのときその場で一番大事なことを読み取る能力をなんとしても身につけたいと思うのです。
それが、人をしあわせにすることができる人だと思うのです。

昨日は職場の研修を受けてきました。
姿勢をよくするためのトレーニング方法を習う会でした。
フロント担当ですが、インストラクターのような研修でした。

今の姿勢のゆがみをまず発見する。それから、改善できる方法を実践する。
魔法のように自分自身の身体が変わるのがわかりました。
身体は変えられるのだと感じました。

最近は仕事も空回りしていて進歩どころか後退ばかりというもどかしさを感じていましたが、１日に１人の方とじっくりお話しして、すこしでもしあわせになってもらえたら、１００人の人になんとなく当たり障りなく対するより大きなことなのではないかと思えてきました。

私も少し脱皮しなければならない時期に来ているのかもしれません。

将来は、お箏でその場にいらっしゃる人をしあわせにする仕事がしたいです。
だから、ひとのこころに一歩踏み込んで何かを変えられる力を養いたいと思います。
まだまだですが、ひとを変えるためには自分も変わろうと思います。

そのためには、１か月のうちでも日々の行いにムラがないような安定した毎日が大事ですね。
そして、主婦にはまとまった時間はないから、１日にちょっとづつ進めることかなと思います。
本も１日に１ページでも読むとか、１週間のうちでも１日１０分使う項目を毎日変えるとか、かな。

いつもながら長くなりましたが、ひとの人生を変えられるかもしれないと教えてくださったＯさんの前向きで素直なこころについて書きとめておきたかったのです。
美容師さん、Ｏさんに感謝です☆

それでは、みなさま、おやすみなさ～い！