東大薬学部の研究チームがマウスに迷路を解かせる実験を行ったところ、学習の最初の段階で失敗するほど成績が伸びることがわかったという。
東大薬学部・池谷裕二教授らの研究チームは、マウスに、ゴールまでルートが7つある迷路を解かせた。
その結果、最終的には、全てのマウスがゴールまでの最短ルートを見つけられたが、見つけるまでの日数に3日から18日の幅で個別差があったという。さらに 解析を進めると、行き止まりに迷い込んだりして失敗の頻度が高いマウスほど、より早く最短ルートを見つけ出すことができたという。
こうした結果から、学習初期の失敗体験が成績を伸ばすのには重要で、同じ失敗の繰り返しではなく、いろんな失敗をしたほうが後の成果がよくなることが、わかったという。
昔から「失敗は成功のもと」と言うが、池谷教授は「ヒトとマウスは脳の構造が同じなので、ヒトでも同じことがおきているのではないか」と話している。
日テレニュース24
http://www.news24.jp/articles/2016/02/17/07322687.html
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