栄久山妙善寺おしょうのつぶやきブログ

山梨県富士川町の栄久山妙善寺は身延山久遠寺を総本山とし永代供養・水子供養・祈祷・相談占い等を行う寺院の住職です。

打ち水

2013年09月06日 | おしょうのつぶやき

日本には 昔から 夏に打ち水をまく 習慣があります。

打ち水をまくと 何とも言えない 涼しさを感じます。

暑さをしのぐ打ち水も 本当は深い意味がある事を 知っていますか?

打ち水とは もともと神様の通り道を 清める為の儀式です。

水はけがれを流す 神聖なもの。

打ち水を打つ事によって 我が家に神様を 迎え入れると言う とても有り難い意味が 込められているのです。

道の真ん中を 神様が通るので 道の中心に水をまき私達は 道の端を歩くのが礼儀で 今でも お寺や神社の参道を歩く時 端を歩くのは その意味です。

日本では古来より 中心は 神が宿るとされ 家の柱の中心に 釘を打つ事も嫌います。

その為 柱の中心に釘を打つと 釘隠しと言う 家紋や縁起ものの金物で 釘を隠します。

日本は昔から 神様を尊び感謝をして 暮らしをしてきました。

今の私達の幸せは ご先祖様が神様・仏様を尊び 感謝をして暮らしてきた 歴史があるからなのでは ないでしょうか。

文化は 移り変わるもの 新しいものには 新しい良さがあります。

でもそこに いつまでも変わらない 昔からの風習や 神様・仏様に感謝の気持ちが あるからこそ 守ってもらえるのでは ないでしょうか。

その心が 大切なんじゃないかなぁ~

   合掌   栄久山  妙善寺

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