今日 5月12日は 伊豆法難の日です。
伊豆法難とは 弘長元年(1261)5月12日に 日蓮大聖人が 幕府から 罪人として捕らえられて 伊豆へ流罪されてしまった出来事です。
なぜ 日蓮大聖人は 流罪されてしまったのでしょうか?
当時国は 流行り病や飢えに苦しむ人々 雨が降らず田畑は枯れ 何度も起こる大きな地震など 大変な恐怖に襲われていました。
〝どうしても 日本国を救いたい。〟
日蓮大聖人は 幕府へ申し立てました。
「この国が こんなに苦しんでいるのは 幕府が正しい教え 正しい神仏に 手を合わせていないからです。今すぐに お釈迦様の正しい教え〝法華経〟に手を合わせ 正しい神仏に 報恩感謝をして 心を改めなくてはならない。」と言いました。
これを 聞いた幕府は 怒って日蓮大聖人を 幕府に逆らう 罪人として流罪したのです。
それでも 日蓮大聖人は 国を救いたい・人々を幸せにしたいと 法華経を広め続けました。
正しい教えを広める日蓮大聖人には 流罪先で助けてくれる人が現れたり 殺されそうになった時に 神仏が助けてくれたりと 不思議な出来事が沢山あり 命に関わる大難四回 小難数十回すべて 神仏に守られました。
日蓮大聖人は 法華経の神仏は 正直で素直の気持ちに知恵を授け 豊かで感謝の心に幸福を授けて下さり 一心に手を合わせ お題目を唱えるものを 必ず守って下さると言っておられます。
753年の時を得て 今日唱えている「南無妙法蓮華経」の御題目は まさに日蓮大聖人が 命がけで唱えられてきた 世界に1つしかない 正しい教えです。
この素晴らしい 御題目をしっかりと胸に刻んで 神仏に感謝をして 幸福な人生を歩んで行きましょう。
合掌 栄久山 妙善寺