飛行機は 離陸する時に 追い風に乗って滑走路を走るのではなく 向かい風に向かって走るそうです。
向かい風に向かって走ると 空気抵抗が起こり 上昇気流が起こって 空を飛ぶ事が出来ます。
追い風に乗って 楽々と 大空を飛んでいるのかと思っていましたが
飛行機は 強い向かい風に向かって 一生懸命に走るからこそ 大空へと飛び立つ事が出来るとは どこか私達の人生と似ているような気がします。
楽しい事や 楽な事(追い風)ばかりに 流されていると その時は 気付きませんが 目標(悟り)から どんどん遠くへ離れてしまいます。
目標に向かって 一生懸命に進んでいても 時には 辛い時や 心無い抵抗もあるでしょう。
しかし 飛行機のように 抵抗が強ければ 強いほど 上昇気流へ乗って 大空(目標)へ 飛び立つ事が出来るのです。
私達も 大空へと 飛び立つ飛行機のように 向かい風に立ち向かう 強い心を持ち続けたいですよね。
合掌 栄久山 妙善寺
昔 ある村に 悪さばかりする若者が 一人いました。
村人達は困り 若者に「悪い事ばかりしていると 今に自分が困る事になるぞ。」 と注意をするのですが 「そんなことあるかぁ～。」 と笑って聞きませんでした。
困り果てた村人達は お釈迦様へ相談しました。
すると お釈迦様は 村へと出向いてくださり 若者に錆びた一本の刀を差し出しました。
そして お釈迦様は 「この刀を見るがよい もともと美しく輝いていたが 今は錆びだらけになってしまった。 錆びは鉄から生まれて 鉄を汚してしまうのだよ。刀を磨く事を忘れてしまうと 刀はどんどん錆びてしまう。」 と言いました。
「お前は この刀と同じように 悪い事ばかりしていると 自分で自分の心を 錆びだらけにしてしまう。
悪い行いも 良い行いも 必ず自分に返ってくるのだよ。」 教え 諭しました。
この教えのように 悪い事をしたり くよくよしていると 自分の大切な人生を 自分で悪くしてしまいます。
優しい心で 明るく 前向きに頑張っていれば 必ず 明るく 楽しい人生へと進んでいく事が出来ます。
自分の行いを 大切に・・・
合掌 栄久山 妙善寺
今日 5月12日は 伊豆法難の日です。
伊豆法難とは 弘長元年（1261）5月12日に 日蓮大聖人が 幕府から 罪人として捕らえられて 伊豆へ流罪されてしまった出来事です。
なぜ 日蓮大聖人は 流罪されてしまったのでしょうか？
当時国は 流行り病や飢えに苦しむ人々 雨が降らず田畑は枯れ 何度も起こる大きな地震など 大変な恐怖に襲われていました。
〝どうしても 日本国を救いたい。〟
日蓮大聖人は 幕府へ申し立てました。
「この国が こんなに苦しんでいるのは 幕府が正しい教え 正しい神仏に 手を合わせていないからです。今すぐに お釈迦様の正しい教え〝法華経〟に手を合わせ 正しい神仏に 報恩感謝をして 心を改めなくてはならない。」と言いました。
これを 聞いた幕府は 怒って日蓮大聖人を 幕府に逆らう 罪人として流罪したのです。
それでも 日蓮大聖人は 国を救いたい・人々を幸せにしたいと 法華経を広め続けました。
正しい教えを広める日蓮大聖人には 流罪先で助けてくれる人が現れたり 殺されそうになった時に 神仏が助けてくれたりと 不思議な出来事が沢山あり 命に関わる大難四回 小難数十回すべて 神仏に守られました。
日蓮大聖人は 法華経の神仏は 正直で素直の気持ちに知恵を授け 豊かで感謝の心に幸福を授けて下さり 一心に手を合わせ お題目を唱えるものを 必ず守って下さると言っておられます。
753年の時を得て 今日唱えている「南無妙法蓮華経」の御題目は まさに日蓮大聖人が 命がけで唱えられてきた 世界に1つしかない 正しい教えです。
この素晴らしい 御題目をしっかりと胸に刻んで 神仏に感謝をして 幸福な人生を歩んで行きましょう。
合掌 栄久山 妙善寺
いつも 人生を前向きに 考えてる人には 必ず幸福が訪れます。
これ本当ですよ！！
人生には 嬉しい事や 楽しい事ばかりではありません。
これは 誰でも一緒です。
だからこそ 毎日笑顔で前向きに 頑張っている人には 必ず神様が 手を差し伸べてくれるのです。
元巨人軍の 長嶋茂雄さんは 現役時代に毎晩 ホームランを打って ヒーローになる事を 思い描きながら 眠りについたそうです。
野球の天才 長嶋さんでも スランプになった時や 不安で夜も眠れない時も あった事でしょう。
それでも 明日は絶対に ホームランを打つと言う 前向きな強い思いに 野球の神様が 手を差し伸べてくれたのです。
私は 絶対に大丈夫と思う 誰よりも強い心に 必ず神様は宿ります。
あなたは あなたにしか無い 無限の力を持って 生まれてきています。
その 無限の力を信じられるのも あなた次第です。
今あなたが 一歩前へ踏み出す勇気を 思いを 行動を 今か今かと 神様は待っています。
あなたの一歩 あなたの前向きな心を 必ず神様は抱きしめてくれます。
合掌 栄久山 妙善寺
