レスキューBの成績をまとめておきます。
まずは一日目の成績から・・・
この表にあるように、11チームが参加しました。
なぜか、日本だけが2チームです。
(追加推薦を受けたのがM&Yですけどね。)
で、一日目の結果ですが・・・1ゲームしか参加しなかったインドチームを除くと、日本のチームが下位を独占!というすばらしい成績でした。(涙)
M&Yのロボットは、迷路抜けの途中で、壁に当たると自分のいる位置を見失ってしまうという、「致命的な欠陥」があります。
ロボットを90度正確に回転するように、数値を調整するのですが、床との摩擦とか・・・いろいろあって正確に回転させることが難しいようでした。
M&Yのロボットは、「迷路を抜ける」ことよりも「被災者全員発見」を目的にしてました。
ですので、時間が掛かっても、
・一回目の探査で右側の壁の被災者を全員発見する。
・二回目の探査で左側の壁の被災者を全員発見する。
・三回目は、見つけた最短経路でゴールに行く。
と、フィールドを一往復半掛けていました。
しかし、その一往復半のうちに、必ずスタックしていたので、毎回競技進行停止を宣言して部屋の入り口に戻していました。
競技進行停止は20点の減点なので、結局被災者を発見しても総合的にはマイナスの得点になってしまいます。
ということで、「まあ、一回目はなんとなくルールが判った」という感じでした。
で、二回目ですが・・・ここで、Mは正確に90度回転するためにコンパスセンサーを使用するという「大博打」を打ちました・・・しかし、やっぱりこの会場は磁気環境が悪いのか、部屋によって、一階と二階もコンパスセンサーの検出する値が異なり役に立ちませんでした。
博打に失敗したM&Yは、マイナス点をたたき出し・・・一日目は8位というすばらしいスタートとなりました。(涙)
レスキューは自分との戦いなので、他のチームとの比較は意味が無いのかもしれませんが・・・他のチームは、けっこうまともな得点を得ているので・・・日本チームはこのまま潜水艦で終わるの?
と、ちょっと不安になりました。
特に、スイスチームは、毎回安定した動きで、とてもはじめての競技とは思えません・・・すばらしい!
そして、香港チームも、ゆっくりですが、確実に得点を重ねていきます。
ちなみに、香港チームの3人のチームメンバーの内の1人は2年前の蘇州世界大会の参加者でした。
しかし、私が一番注目したのはスウェーデンのチーム「Soltorgsgymnasiet」です。
彼らのロボットはNXTを2個搭載しており、左右と前方に向けて超音波センサーを装備していました。 そして、迷路の中をスイスイと進み、部屋の出口まで来ます。
しかし、そこで「回れ右」をして、再び迷路の未探索ルートを探します。
で、すべてのルートを探索した時点で出口に向かうという・・・すばらしいプログラムでした。
ただ、ちょっと残念なのが、機体が重いからか傾斜路が苦手で、何回か転げ落ちていました。