現在研究中のXG1300Lですが・・・
私が購入したサイトには、こんな宣伝文句が・・・
・積分演算機能内蔵:高精度の位置(距離)情報を出力・抜群のコストパフォーマンス ①
・長年出荷している飛行体慣性航法ステム技術を適用 ②
・積分計算機能内臓により3タイプのデータ出力可脳 ③
・各慣性センサー軸毎の生データ ④
・各慣性センサー軸毎出力1回積分(回転速度、加速度) ⑤
・各慣成センサー軸毎出力2回積分(角度、距離) ⑥
ねたの部分だけ抜粋するとこんな感じです。
① このセンサーから、位置情報(距離)を出力することはできません。
モーターの回転数(回転角)から、位置情報を計算することで得ます。
でも、タイヤがスリップすると、正しい位置情報ではなくなってしまいます。
② 慣性航法ステム技術 ⇒ 慣性航法システム技術 これは単なる誤植・・・
③ 積分計算機能内臓 ⇒ 積分計算機能内蔵 なんか生き物ですか・・・
③ 出力可脳 ⇒ 出力可能 これも、なんか生き物ですか・・・
④⑤⑥ この表現だと、各軸(ジャイロセンサー1軸+加速度センサー3軸)全てで生データと1回積分値、2回積分値が出力できるように思えますが・・・・
実際に出力できるのは
・ジャイロセンサーの生データ(角速度)
・ジャイロセンサーの1回積分値(角度)
・加速度センサーの生データ×3軸(加速度)
以上の5つの出力だけです。
そもそも、
ジャイロセンサーは生データが角速度、それを一回積分すると角度になります。(2回積分しても意味が無いように思います)
加速度センサーは、生データが加速度、1回積分値が速度、2回積分値が距離です。
この、説明を書いた人は、物理を全く知らないのでは・・・
ついでに⑥慣成センサー ⇒ 慣性センサー ですが・・・(笑)
制作元であるMicroinfinity社サイト(英語)を見てみても、上のような説明は無いので・・・
誰か(よく判っていない人)が、勝手に翻訳したのかな?
なんとなく、翻訳自体も日本語が良く判っていない人がやったように思います。
とは言え、M&Yが欲しかったのは、正確な回転角が判るジャイロセンサーと、傾斜路を判定できる加速度センサーだったので・・・十分役に立ちます。