昨年妹から預かっていた和服のリサイクル布、男物の長襦袢で意気なロングベスト
を縫ってみました。何しろ背中に大きな龍が登っていたらしい迫力ある布です
地色は深緑色の落ち着いた美しい色合いです、この無地の処を使って何かを作りた
いとず~っと考えていました。いろいろ型紙を作って布に当てて見ますが、大きな
柄が入り難しい。そこで今流行りの裾をなびかせながら着るロングベストにしては
と思い付きました。大きな龍はさすがに省いて、身ごろ片方半分 前後無地にして、
その反対側半分 前後に大きく飛んだ柄 (仕方なく入る)が入る様に裁断しました。
裁断には柄の向きと身ごろ前後のことを何度も確認して鋏を入れました。型紙を4枚
にして一枚ずつ神経を使つかって切りました。もし 1枚切り損ねたらこのベストはだ
めになるところでした。
首回りから前合わせ・袖ぐり・そして裾も1cm~1.5cmの縫い代を三つ折りでステッチ
をかけて仕上げました。見返しも縁取りも無しです。
出来上がり試着すると、柄は派手だけど着心地もよくお洒落感も有り・・・あっら
リサイクルの和服布は折り目・シミ・布の痛みなどに気をつけながらの使用となり、
新しい布と違う苦労が有ります。でも出来上がると古い着物が又活躍できてよかった
な~といつも思います 。
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